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西向き極小のベランダガーデニング。 初心者ならではの失敗とチャレンジの記録です。

明日は立春です。

毎年この季節になると、今年の夏野菜(主にトマトですが)の種まきを始めます。
昔は私、お正月から播いてたけど、最近は切りの良い立春が農事始めになってます。

さてさて、今年は何を播こうかな〜なんて冷蔵庫を覗きましたところ、その前に、だ。
これは種の断捨離をすべきでは無いのか?と思い立ちまして。

冷蔵庫に保存してある13年分の種。

このマンションのベランダで趣味の園芸を始めてはや13年。保管用のタッパーもギュウギュウです。

野菜や花の種って、どうしても一度では使い切れないので、残りは冷蔵庫で保管するようにしていたのですが、いつの間にかこんなに貯まってしまいました。
中には10年以上前の種子もザラです。

トマトやピーマンなどのナス科の種子は、10年ぐらい前のものでも、保管方法がちゃんとしてれば、思いの外、発芽してくれます。
でもネギやニンジンは短命種子なので、いくら冷蔵庫で保管していても2年過ぎるとまともに発芽してくれない。

(野菜の種の寿命は、こちらをご参照ください。)
JA京都 いきいき菜園生活「種子の保存方法」について

そもそも、ですよ。
うちのベランダではやっぱり土のコンテナ栽培は難しいから、根菜系は持っていても仕方ない。実家の庭だって狭いから、トマトとキュウリで精いっぱい。
持っていてもこの先も使いそうにない種子は、思いきって処分する事にしました。

ニンジンは無理だなぁー

かわいいズッキーニも厳しい…。

基本的に「おしゃれ野菜」が大好きなので、こういう変わった品種の種が多いのですが、ニンジンはもう8年前の種だし、ズッキーニは株が大きくなるから、ベランダ水耕でも実家でも育てるのは厳しい。カボチャなんかも広い土地が無いとね。

ああそうか、昔、畑での栽培をお手伝いしてい頃に買ったんだっけ。

一つ一つ、種を買ったその頃の事を思い出したりしますけど…
スヴァールバル世界種子貯蔵庫じゃないんだから。
必要ならまた買いましょう、一旦捨てましょう。

12年前の種でした(笑)

しかもF1を自家採種しとるやんけ…

10年以上前の種子、自家採種した種子も結構な量があって、それらを処分するだけでもかなりすっきりしました。
好奇心の赴くままにF1から自家採種した種は、特に品質も良くないので、これらは10年以内のものもすべて処分。
上の写真の「かわい〜ナ」はちなみに、小振りで美味しいメロンでした。
貧乏性にも程がある。必要ならまた買いなさいよ、自分。

捨てられない…捨てられないよ…

その他、どうしてもヒヨドリに喰われてしまうブロッコリー&キャベツ系の種子も処分。スプラウト関連も、カビなどがあると不衛生なので、一旦処分しました。

ただ、夢中で世界中から集めたトマトの種子は、なかなか捨てられません。
特に「エアルーム」といって、世界の農家さんが保全してきた品種の種子は、もう手に入らないものもあるから、勿体なくてねぇ…。

いろんな工夫して苦労して、狭いベランダで格闘していた頃の自分も、愛おしいんだよね、きっと。

まぁ良いや。これもいつか、ぽろっと自分の中から剥がれ落ちるように、諦めがつく日が来るんでしょうな。
ということで今回は、トマト類は保留です。

奥の袋が捨てた種。半分に減りました!

でも見て!半分に減ったわ!
あーすっきり。

さて、いよいよ今年の種まきを始めますかね〜。

Posted on 2月 3, 2022 at 2:56 pm by Naomi / 8 Comments

トラとチャレンジの組み合わせは、なんだか某子供向け教育出版みたいですけども、
そんな可愛らしいものではなく、トラの如く猛威を奮っている「オミクロン株」。

今年のお正月があんなに平和だったのが嘘のよう。保健所も麻痺状態のようで、今後は濃厚接触者の通知も来なければ、若い世代はPCRもスルーされる方向のようです。
この新しいウイルスに世界が飲み込まれていく感じが半端ない。
実家は千葉県の田舎なんですが、近くの中学校が学級閉鎖しているそうです。

去年の冬、外に出しっぱなしで瀕死だったクリスマスカクタス、復活。

けど、先立って接種したワクチンがしっかり重症化を防いでくれるように、日々、沢山の頭脳明晰な人々の努力によって、着実に科学・医療が進歩していることは確かだから、私はあまり悲観していません。2年前の恐怖とはまるで違う。
皆様におかれましては、これまで通りにマスク無しの接触には十二 分にご注意くださいね。自分と、家族と、人類のために。

実家のある市役所からも早々に母の3回目のワクチンのお知らせが来ていて、本日、予約を入れました。
近場の会場はファイザーのみだったので、素直にファイザーでブースター接種することになりました。
この寒いのに何着ていったら良いの?服を買わなきゃ!とか抜かしておりますが、一先ず、早いうちに接種できそうで良かった。

私たち夫婦の方はまだまだ先の予定だけれど、モデルナに余剰があるのであれば、モデルナでも良いかな、と思っています。
これは希望的観測ではあるけれど、ゆくゆくはコロナとインフルエンザの混合ワクチンを自主的に年に1度ぐらい接種する、みたいな感じになっていくのかもしれないな。なんてことをぼんやりと予想しています。

菊苗の専門店のカタログを取り寄せました。

こんな1年のスタートなので、今年も目標はまず、自分と家族の健康が第一。
そのためになら、多少は贅沢してもお金使ってもいいじゃなぁい♥ ぐらいの積極的取り組みをしていきたいです。
じゃないとブルーになっちゃうからね。

第一弾として私、前歯を治療中です。古い虫歯の詰め物が取れてしまったんだけど、すでに神経を抜かれてしまった歯なので、セラミックを被せてもらうことにしました。ちょっとお金かかるけど、歯は大事だもん。

それと園芸に関しては、東京のマンションの水耕はまた最低限の規模にとどめて、実家の土耕での野菜づくりと、切り花(ほぼ菊)栽培を中心に展開する予定です。特に菊(マム)は、去年の反省を踏まえて、できるだけコンパクトに多品種を楽しむ方向でチャレンジしようと思っています。
今年は支柱も工夫して、切り花らしくちゃんと真っ直ぐ育てないのよねぇ。

活動は立春を過ぎてからかなー。寒いもんね。
今年も実家分の野菜苗は、母に面倒を見てもらう方式で2月に播種する予定です。

それと今年やりたいことがもう一つ。
それは実家のお手入れと改装。

東京の家は賃貸マンションだから、何かあったら大家さんにお願いすれば良いだけだったけれど、実家は一軒家だから、どうしたら良いのか良く分からんのです。

2階の内壁、ヒビが目立つ。

もう築20年を過ぎたので、流石にあちこちに痛みが出てきています。内壁クロスのヒビ割れも目立つようになってきてるんですよ。所々、これはプロに見てもらったほうが良さそうな大きな亀裂もあったりするので、一度点検をしてもらったほうが良さそう。
本当は自分で補修できそうなところはDIYしたいんだけど、補修できそうかどうかすら判断できないので、まずは工務店とうまく付き合うしかないでしょうね、あードキドキ。

リビングだけはタバコ焼けしているので、お金かかるけど、張り替えてもらっても良いかもしれないなー。

今までこういうことは父が一人でやっていたのだけれど、引き継ぐためにも、一度ちゃんと工務店さんとお会いしておかないと。これは今年の重要な目標。
園芸だけでなく、そういった事も記事にできたら良いなと思ってます。

築20年を過ぎて、色々傷んできた実家。

それと。今年最初の記事なので、これまでの記事を読んで「Naomiさんはお母さんと仲がいいんだな」と思ってくれていたかたに、正直に本当のことを伝えておきます。

それは勘違いです。

実は私、若い頃はずっと母が苦手で、それが理由で高校卒業後、すぐに家を出ました。
でも私の天性の「上っ面の良さ」で、その事を知っているのは、打ち明けたダンナ氏と妹ぐらいかな、と思っていました。

ところが年の暮れにダンナ氏が母とおしゃべりしていて、「Naomiは多分、私のことが嫌いだったと思うんだけど、今は明るく接してくれて助かっている」というようなことを聞いたらしいのです。

そうなのか。気づいていたんだなぁ。
肩の荷が下りました。

自分が40代の頃までは、長女だから親の面倒を見なければいけない世界観が嫌で嫌で、実家を遠ざけるようにしていたけれど、今は年をとっていく母を見ていると、自分ができることはしていこうと素直に思えるし、母に対しても、正面から喧嘩してぶつかるのではなく、話し合って気持ちを諭したり、お互いに折り合うことが、少しずつできるようになってきました。

父を亡くして、私もやっと大人になったのかもしれない(笑)

そういう訳で、今年もコロナに負けずに、東京と実家の二重生活を楽しんでいこうと思います。

遅くなりましたが、今年もどうぞよろしくお願いいたします。

Posted on 1月 22, 2022 at 11:12 am by Naomi / 8 Comments

すっかり月一ペースの更新になってしまいました。ご無沙汰しております。

さて、12月も相変わらず実家と東京の二重生活が続いております。
こと後半は、クリスマスから昨日まで実家で、お正月の準備に追われていました。

「クリスマスはいつも私、一人で鶏腿を食べるんだ。お父さんは食べないから。」と毎回母は言うのだけれど、その「いつも」は随分前の話なのだと思う。
2015年の12月に父が脳梗塞で入院して以来は、そこそこ私と過ごしてるはずなのだけど、それはあまり覚えていないようです。

ここ数年は、毎年ゴージャスにやってるはずだけど?

今年も盛大にデパ地下の高級チキンやらシャンパンやらを持ち込んだけど、きっとこれも忘れちゃって、父と浸りで過ごした地味なクリスマスの日をずっと大切に覚えているのかもしれません。
でもまぁ良いや。食欲もしっかりあってゲラゲラ笑える気力があるのは有難い事だし、今年はみんなが健康に過ごせて良かったね、と大いに盛り上がった。

母の記憶が曖昧なのは、実は昔からで、高齢者だからとか認知症だからとかとは、ちょっと違う気がしています。
祖母の認知超の自宅介護の期間も母は記憶が曖昧になっていて、私の記憶とは色々と食い違ってしまう。
強いストレスがかかると、どうもメモリー回路が一時的にぶっ壊れがちなのか、はたまた、特に興味の無いことはサッサと忘れるのか。

解らないけど、兎も角、昔からよく忘れる人なのです。

遅咲きのピンクの菊。菊のことは忘れない。

本人は「ああ忘れっぽくなった、いよいよ認知症か」と落胆してるけど、あなたが忘れっぽいのは昔からです、忘れっぽいことを忘れちゃったんだね。

その心もとない母の記憶に頼るしかない諸々の事案に向き合う年の暮れ。
冬の始めにふと気がつくと、居間のテレビの上に沢山のお札が入った袋が置かれていて、「これは?」と聞くと、取り換えるお札だよ、ご近所さんが持ってきてくれた、とな。

前回は喪中だったから、正月の設えは何もやらなかったわけです。
でも今年はこれまで父がしていたのと同じ事をやらなくてはいけない。はて?何をやっていたんだろう?
このお札群はなぜここにあってどうすれば良いのか…。

母に聞くも「お父さんが一人で頑張ってくれたから神棚のことは良くわからない。私は何となく手伝ってただけ。お父さんがこれを持ってろと言えばそれを押さえてあれを片づけろと言われればそれを片づけたり良く動いたもんだよ二人でいろいろ頑張ったなぁー」

ああそうですか。饒舌に思い出を語るもほぼ何の情報も得られないまま、手探りでお正月の準備をすることになりました。

そもそも父は、正月や盆の飾り物が大好き。脳梗塞で自分が入院していた時も、お前たちの出来る範囲で良いからと、正月の飾り付けを頼まれたっけ。その時の指示された買い物メモがあったかも…とPCの中を探してやっと見つけたのは、神棚やトイレに飾る鏡餅や輪飾りの個数のみ。何処に何を飾ったかは解ったけれど、お札のことには何も触れていない。
入院中だったから、お札はもらわなかったのかもしれない。案の定、母には解決の助けになる記憶は1つもございません。

とりあえず各所のお札を取り換えて、ネットで調べて供物を揃えてみる。
そもそも、近所の神社のお札が二つあって、どっちが氏神様だかすらよくわからん。

神棚の設え。注連縄は諦めて輪飾りと鏡餅だけ。

試行錯誤した末、何とか落ち着いた神棚。なかなかどうして、華やかになりました。
気持ちが大事だからね。こういうのは。

本当は大きな注連縄も飾っていたけれど、重たそうだし一人ではどうにも出来ないので、それは勘弁してもらうことに。
その替わりという訳では無いけど、今年は父がやらなかった門松を飾ってみることにしました。

ラジオでジェーンスーさんがおっしゃってたけど、「お正月はただ待ってても来ないんですよ。自分から迎えに行かないと。」
本当にその通りだと思う。今年は門松で積極的に新しい年を迎え入れる魂胆です。年神様、カモーン!

「お父さんはやっていなかったよ、だからあまり派手だと恥ずかしい」と母が言うので、小ぶりな若松と輪飾り、自分で結った水引での略式門松。
ご近所さんが「あら!可愛らしくてステキね!」と褒めてくれたらしく、結局は母もご満悦。

小さい略式門松を作りました。

父が亡くなって2回目のお正月だけど、実は去年のことは母はあまり覚えていない。
解ってはいたけれど思いの外早かった伴侶との別れは、私たち子が想像するよりもずっと、辛かったのだろうな。
当時、いよいよ認知症か?これは早急に病院に連れて行くべきか?と悩んだけど、精神的ショックに加えて、高齢になってからの一人暮らしは相当なストレスだったと思います。そりゃおかしくもなるよ。

最近はやっと気持ちが落ち着いたようで、悪夢も減ったし、気分のムラも少なくなって行動的になってきてるので一安心。サポートは必要だけど、施設に入れる必要はまだ無いと思ってます。

それもひとえに、毎週末のサポート帰省と毎朝の電話、毎晩のビデオ通話を真面目にこなした、この私!そう、私のおかげです!

良く頑張った。お疲れさま、私。
そして皆さんも、今年は色々頑張ったねー偉いぞ、本当にお疲れ様!
まだまだコロナの不安は残りますが、皆様も健康に留意なさって、どうかよい年をお迎えくださいね。

ではでは今年はこの辺で。
来年も宜しくお願いいたします。

Posted on 12月 29, 2021 at 2:08 pm by Naomi / 6 Comments