« 6月 2024 7月
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31

西向き極小のベランダガーデニング。 初心者ならではの失敗とチャレンジの記録です。

ご無沙汰しております。

引っ越ししてきて半年になりますが、まだちっとも慣れません。

菊のシーズン到来です

自分の実家ではあるけど、ここで育った訳じゃないからか、何というか、何処にいても落ち着かない。
それに加えて、家が広いから家事も面倒だし、年寄りのお世話は全ての作業を中断させるしすぐ泣くし時間がかかるしで、ストレス貯まりっぱなしです。

それでも母の体調はすこぶる良く、去年あんなに心不全で死にそうだったのに、毎日元気に、何処が痛い此処が動かん嫌なことだらけと文句ばかり言っております。最近はバネ指を発症し、痛くて痛くて死にたいそうです。

介護をしてる人には良くあるかもしれないけど、この不機嫌と不具合に対応するという「名称の無い介護作業」が地味に辛い。

食事介助とか排泄サポートとか、入浴介助とか、そういうマニュアルのあるようなことでは無く、常につきまとうこの老いの不具合に対応するのが、すごく負担なの。禿げそう。

本人が大人しくテレビを見ていても、なかなか私は自分の事には没頭できません。例えば今、久しぶりにブログを書き始めたこの時間も、ソファーで「あー痛い!何でこんなに痛い思いしなきゃいけないの!」とぶつぶつ言っていますが、通販雑誌見ながらバナナ食べてるんで大して痛い訳では無いと思われます。これは無視してて良い案件。それを判断するために、常に聞き耳を立てています。

今年は暑さで消えた品種が多くて寂しい

こんなふうに常に気を使っていても突然、「何故助けに来てくれないの?こんなに辛いのに!」と泣き出す事があります。同じように聞こえていても、本人の感情は毎回異なっていて、私の対応如何ではその後、酷いかんしゃくを起こす事もあります。先ほどお昼ご飯の最中も、茶わんを支えずにご飯を食べていたので注意したら、こんなに指が痛いのにそんな事言うなんて酷いと激高し、ご飯を食べてくれませんでした。
かといってすぐに助けると、「自分でできるのに何もやらせてくれない」と不機嫌になったりします。

でね。これは起きてる時なら良いんですけどね。本人も私も寝静まってる夜中にも起こります。

殆どの場合は夢の中での出来事で、いわゆる「夢見が悪い」状態になり、大きな声で怒り出したりします。それでも5秒後にはぐーぐーいびきをかいて寝たりするので、すぐに近寄らずに一旦見守るようにしています。起こすよりもそのまま寝させる方が良いですしね。

ところがこれも本人の緊急度は毎回違うらしく、判断を誤ると「怖かったのに!死ぬかと思って呼んだのに!」と激高したりする時があります。もしくは、夢の中の私が酷いことをしたと怒っている時もあります。呪ってやるからな覚えてろよ!ぐらいの目つきで睨まれます。だから私、眠りがどうにも浅くなってしまう。
万年睡眠不足のせいか、右耳が軽い難聴になったりしてます。

少ししか咲かなかった秋明菊

ダンナ氏もとても良く母を見ていてくれて感謝しかないのだけど、彼には「あなたはお母さんを気にしすぎ」と良くたしなめられます。しかも母本人にも「こんな年寄りの戯言、放っておけばいいのに」と言われます。
言うか本人が。あーそうですか、放っておくとメソメソ泣き出すのは何処の誰ですか。すねるのは誰ですか。
私だって独り部屋にこもって自分の時間を堪能したいのよ。

でもそうですよね、どうしたら気にせずに自分の時間を作れるようになるんでしょうかねえ。何も考えずに何かに没頭する時間を作りたいのに、母が居るとダメなんです。居ると「呼ばれるかもしれない」と思っちゃって、何も集中できない。

母は独りにしておくとどんどん塞ぎ込む性格なので、デイサービスの時間をもっと増やせると良いのかもしれませんが、本人曰く「体力の限界」だそうで、それもなかなか難しい。

というよりそれ以前に、私の気持ちの問題というか考え方というか、何かを手放せばきっと楽になるのに、それが何かが分からないのです。

子としての責任は、こうして同居する事で十二分に果たせたと思っているのですが、その他にも何か、私の中に決着をつけないといけない何かがある。そういう気がしてなりません。

自分の人生を生きるために、その何かを探さなくちゃ。

庭だから、つるありにしたよ。

プランターで育てます。

そんな気持ちで、先日、絹さやの種を蒔きました。朝晩冷え込んできたけど、元気に発芽です。
折角庭があるので、つるあり品種をプランターで育てますよ。
ああそうだ、育苗用に簡易温室でも買うかなー。

Posted on 11月 14, 2023 at 1:49 pm by Naomi / 4 Comments

週末は地域の花火大会でした。
久しぶりの開催で母も楽しみにしていたので、庭にテーブルを出して家族でのんびり観覧。

毎日暑い日が続くから、エアコンをつけっぱなしの生活に浸りきってたけれど、夜は思った以上に涼しい風が吹いていました。
もうすぐ夏も終わりですねぇ。

トウモロコシ食べながら庭で花火観覧。

今年の夏、我が家には3人暮らしの一つの妥協点ができました。

それは、母の「テレビの音が爆音なんじゃ問題」。
お年寄りと同居してる多くのお宅できっと、同じような問題に悩んでおられるんじゃないかな。

くそでかいのよ。ボリュームが。
そんで注意したりボリューム下げたりすると、ひねくれるのよ。
わかりました、ご迷惑でしょうから自分の部屋で観ます!って。

以前はこまめに補聴器をつけてくれていたのですが、補聴器は生活音も大きくなってしまって落ち着かないらしく、着けてもすぐに外して無くす、という事が起こりました。結局その後は着けるのを嫌がり、そのうちに補聴器というガジェットは忘却の彼方に置いてきぼり。
開き直って、テレビを爆音で見るようになってしまいました。

3人で暮らし始めた最初の頃は、母は私たちに気を使って、小さい音量でテレビを見ていました。
その頃、テレビを見ながらすぐに寝てしまう傾眠傾向がみられるようになっていて、ああこれは認知症悪化のシグナルかしら??なんて心配していたのですが、よくよく話を聞いてみると、テレビが聞こえないからつまらなくて眠くなっちゃう、とな。
そっかー。我慢してたんだ、ごめんね。

かといって爆音のテレビは、私たち夫婦の耳の健康上とても悪い。頭痛もしてくるし、聴力が著しく低下しちゃう。
このままではお互いにいかん!ということで、こういった新しいガジェットを試してみました。

テテレテッテレー!ネックスピーカー!

高齢者向けのネックスピーカー。

細かい穴部分がスピーカー。割と軽いです。

最初は「お手元スピーカー」みたいなのを買おうかと思っていたのですが、食事中などは手元にあると邪魔だろうと思い、このタイプにしました。テレビ側にレシーバーをセットして、ネックスピーカーにワイアレスで接続するものです。ウェアラブルスピーカーは最近では色んな商品が出ていますが、これは高齢者が操作しやすいように、インターフェースも良く考えられています。

充電はレシーバーを兼ねたスタンドにセットすればOK。電源&音量ボタンも、押すタイプではなくて回すタイプだから、感覚的に分かりやすい。本人の耳に向けてテレビの音が発せられるので、周りにいる人にはそれほど大きく聞こえない、という仕組みです。

テレビの音と同時に混ぜて聞く事になるので、音の遅延が心配でしたが問題なく、音質もクリア。ただ、2.4GHz帯で接続するので、キッチンで電子レンジ使うとちょっと遅延が生じてお風呂場エコーみたいな感じになっちゃいます。まぁそれも偶のことなので問題なし。

古いテレビでもイヤホンジャックに繋がります。

一人でリビングでテレビを見ている時は、今でもやっぱり爆音だったりしますが、ささっとこれを「はい、これ使ってー」と渡してテレビの音量を下げて、みんなで一緒に観る。そういうスムーズな流れができてきて、今はとても良い感じです。

お互いに我慢する事なく、でもちょっとだけ気を使って楽しくやっていくという、ものすご正統な淀みない雰囲気。そうそう、私が望んでいたのはこれよ!

ただ、母の自室のテレビについては、これはもう自由にさせています。隣家に面した部屋では無いし、夜中でない限り、できるだけ注意もしないようにしています。

補聴器を嫌がるお年寄りは多いけど、ウチの母はこれを全くいやがる事なく便利に使っています。ドラマとか話が複雑なやつは、これのほうが頭に入るんだって。ちょっとお値段するけど(Amazonで1万3千円台です)ウチでは効果てきめん、値段の価値あり、でした。

今回は園芸関連の話題ではありませんでしたが、それとなーく夜間温度が下がってきてるので、そろそろ秋蒔きを開始しても良いだろか?なんて目論んでおります。次回はそんなお話を出来れば。

Posted on 8月 27, 2023 at 2:37 pm by Naomi / 9 Comments

先月からずっと日照りが続いていたのですが、一昨日やっと雨が降り出し、ホッとしています。
毎日毎日、庭の水やりが大変でしたから。

だから鉢植えは増やすまいと思っているのに、何だかんだと増えてしまっているのに加え、この厄介な植物も増えていて、結局庭中に毎日水を撒いてました。

タカサゴユリです。

タカサゴユリです。雑草です。
雑草なんですが、開花期を迎えてるし、母が「とってもかわいい!」と一生懸命増やしているのです。

確かに、お盆の期間中は仏壇やお墓の供花にちょい足しすると豪華に見えて便利ではあります。華奢な花なので清楚に見えます。

ですが、

庭の至る所に!

種を飛ばして増えるので、こちらの都合は全く無視した所に生えます。雑草なのでそりゃそうなんですけども。

正直、邪魔です。

朽ち果てた盆栽の鉢にも!捨てられん…

くっそ邪魔!

秋になって種ができるまで、母は断固として刈りません。
ウチの両隣のお家にも今、奇麗に咲いちゃってます。本当に申し訳ない。

種は飛ばさずに、どこか一ヶ所にまとめて播くという提案もしているのですが、こんな風に「ちょこちょこっと、庭のあちこちにユリが咲いてる庭なんて素敵でしょう?自然風、っていうか。」とな。

父が生きてた頃は徹底的に抜かれてた雑草たちに、母は何か良く分からん愛を注いでいる感じがします。ラークスパー(千鳥草)もそうだったけど、母の中にある「自然」というのは、こっちが思ってもみなかった場所から勝手ににょきにょき生えてきて花盛りになる、魔法のような生命力なのかもしれません。

去年の春。千鳥草とナミヒナゲシ(雑草)ボーボー。

私はナチュラルガーデンを造るのって本当に難しいと思っています。きっちりした庭を作る以上に手間と労力をかけてお手しないと、ただの荒れ地になっちゃう。ってか今もう、ウチは荒れ地になりかけてる。

雑草だって庭を作る大事なメンバーとして使っていいけれど、 蔓延りかたが半端じゃないから、やっぱりそこは手を入れて押え込まなくちゃいけない。母ももう庭仕事が少ししかできないし、ガーデニングの省力化を考えていかなくちゃいけないんだけど、そこへもってきてナチュラルガーデンに憧れ出してるもんだから、家の庭は荒れ地方向に進んでいく一方。

草ボーボーでも文句言わなきゃいいんだけど、母にとって、花が咲かない雑草はやっぱり飽くまでも雑草。それは抜いて欲しいわけですが、草刈り鎌でガラガラと根こそぎ剥ぎ取るわけにも行かず、いちいち選んで抜いていく作業はかなり面倒で腰も痛いしとても嫌。

そこで思い立ちました。要は、母が思ってもみなかった場所から勝手ににょきにょき生えてきて花盛りになればいいんだから、私が自然の女神様になりゃ良いんでしょう?ええ、なってやりますとも!だいぶくたびれた女神ですが。

というわけでこの秋からは、積極的に庭作り改革を進めていこうと思っております。

Posted on 8月 11, 2023 at 9:59 am by Naomi / 4 Comments