東京の新規COVID-19感染者数は、だいぶ減ってきましたが、相変わらずの緊急事態自粛中でございます。
今週は東京に戻って仕事をしているのですが、こちらにいる日は毎朝、一人になった母に電話をするようにしています。
今日は熱は何度だった?血圧はどう?
毎日同じような、たわいの無い話なんですけど、
これがなかなか良いのです。
元々は新型コロナ肺炎が心配だったから始めたこのルーティン、
午前中に体調が良くない日が多かった母も、朝の電話の前にはきちんと熱と血圧を測って朝食を済ませています。
電話で話しているうちに、今日はお父さんのあれを片づけてみるよ、とか、庭のあの花の手入れをしようかな、とか、行動的な気分になるようです。
一人だとどうしてもテレビの煽り報道にどっぷり浸かってしまうのか、母は「自分もコロナかもしれない」と不安になっていたようですが、毎朝の検温報告のお陰で、今は気持ちも落ち着きました。
そして毎朝同じ時間、というのがまた具合が良いようです。
歳をとると、イレギュラーな出来事にはとてもストレスを感じるらしいし、決まった時間に子供と話せると思うと、安心できるみたい。
父を亡くした急激な変化の中で、新しいルーティンを作っていくのって、心の安定のために実は大切な事かもしれない。
最近は無駄に夜、一人悩んで「眠れなかった」と言う事が少なくなりました。
暫くはこのルーティンを続けていこうと思っています。
決まり切ったルーティンが心地よいのは、別に高齢者じゃなくたって。
我が家のベランダも、毎年同じような作物が並び、毎年同じような景色を作ります。
梅雨がすぐそこまで来ていると感じるようになると、トマトの花は一気に咲き乱れて。
そして枝葉が増え出して。
毎年同じように、緑の濃さが増していく。
なんてな。
ここまでなら詩的でうっとりなんだけど、
そして、うどん粉病とサビダニの季節に入っていくのだー!
ここまでがルーティンなのだよ、オーマイガーっ!
ま、今年は、去年からの越冬株なので、少し丁寧にお手入れしていこうとは思っておりますが、
すでに枝葉がかなりあるので、本格的な梅雨の前には、少し剪定が必要かもしれません。
それと、これも毎度お馴染の「緑のカーテン」メンバー、キュウリと朝顔の種を播きました。
キュウリも朝顔も買ってきても良かったんだけど、まだ種がたくさん残っているので、去年と同じ品種を今年も育てます。
多少の出遅れは気にしませんよ。
でもやっぱりね、毎年同じものだけではつまらない。
多少のワクワク感は必要よ!
ということで。これ買ってきました。
実はベランダ水耕で、インゲンが上手く育ったためしが無いの。
インゲンの葉っぱって弱くて、6月の嵐で必ずお逝きになる…。
今回はそれを踏まえ、ネットには絡ませない。蔓無し品種を選びました。
さつきみどり〜。ネーミングに昭和の懐かしい匂いがするw。
今のところは、あく抜きベラボン+ペットボトル水耕を考えています。
今年はナスやピーマンが無いので、もう一つ、何か普段やらないものを播いてみようかな。
ルーチンと新しいチャレンジ、バランスよく配置するのが、気負わずに暮らすコツかもしれませんな。
Posted on 5月 12, 2020 at 10:34 am by Naomi / 6 Comments