先月からずっと日照りが続いていたのですが、一昨日やっと雨が降り出し、ホッとしています。
毎日毎日、庭の水やりが大変でしたから。
だから鉢植えは増やすまいと思っているのに、何だかんだと増えてしまっているのに加え、この厄介な植物も増えていて、結局庭中に毎日水を撒いてました。

タカサゴユリです。
タカサゴユリです。雑草です。
雑草なんですが、開花期を迎えてるし、母が「とってもかわいい!」と一生懸命増やしているのです。
確かに、お盆の期間中は仏壇やお墓の供花にちょい足しすると豪華に見えて便利ではあります。華奢な花なので清楚に見えます。
ですが、

庭の至る所に!
種を飛ばして増えるので、こちらの都合は全く無視した所に生えます。雑草なのでそりゃそうなんですけども。
正直、邪魔です。

朽ち果てた盆栽の鉢にも!捨てられん…

くっそ邪魔!
秋になって種ができるまで、母は断固として刈りません。
ウチの両隣のお家にも今、奇麗に咲いちゃってます。本当に申し訳ない。
種は飛ばさずに、どこか一ヶ所にまとめて播くという提案もしているのですが、こんな風に「ちょこちょこっと、庭のあちこちにユリが咲いてる庭なんて素敵でしょう?自然風、っていうか。」とな。
父が生きてた頃は徹底的に抜かれてた雑草たちに、母は何か良く分からん愛を注いでいる感じがします。ラークスパー(千鳥草)もそうだったけど、母の中にある「自然」というのは、こっちが思ってもみなかった場所から勝手ににょきにょき生えてきて花盛りになる、魔法のような生命力なのかもしれません。

去年の春。千鳥草とナミヒナゲシ(雑草)ボーボー。
私はナチュラルガーデンを造るのって本当に難しいと思っています。きっちりした庭を作る以上に手間と労力をかけてお手しないと、ただの荒れ地になっちゃう。ってか今もう、ウチは荒れ地になりかけてる。
雑草だって庭を作る大事なメンバーとして使っていいけれど、 蔓延りかたが半端じゃないから、やっぱりそこは手を入れて押え込まなくちゃいけない。母ももう庭仕事が少ししかできないし、ガーデニングの省力化を考えていかなくちゃいけないんだけど、そこへもってきてナチュラルガーデンに憧れ出してるもんだから、家の庭は荒れ地方向に進んでいく一方。
草ボーボーでも文句言わなきゃいいんだけど、母にとって、花が咲かない雑草はやっぱり飽くまでも雑草。それは抜いて欲しいわけですが、草刈り鎌でガラガラと根こそぎ剥ぎ取るわけにも行かず、いちいち選んで抜いていく作業はかなり面倒で腰も痛いしとても嫌。
そこで思い立ちました。要は、母が思ってもみなかった場所から勝手ににょきにょき生えてきて花盛りになればいいんだから、私が自然の女神様になりゃ良いんでしょう?ええ、なってやりますとも!だいぶくたびれた女神ですが。
というわけでこの秋からは、積極的に庭作り改革を進めていこうと思っております。
Posted on 8月 11, 2023 at 9:59 am by Naomi / 4 Comments