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西向き極小のベランダガーデニング。 初心者ならではの失敗とチャレンジの記録です。

ブログ村からおこしの皆さん、すんません。私ったら、ページを準備しておいたので、公開日時がちんぷんかんぷんな事になってましたねー(^-^;

出来上がってますか?水耕容器。まだのかたは、作り方ページを見ながら頑張って追いついてくださいねー、待ってますよ!
ささ、今日はセットアップから種まきまで一気に進めます。
だってバジルだからー。播き時だもんね。

1)ビニールテープで、切り口をカバーする

カッターで切ったペットボトルの断面は鋭くて、油断すると手を切ったりしてしまいます。切り口部分はビニールテープなどでカバーしておきます。特に、小さいお子さんがいらっしゃる場合は、この作業を忘れずにねー。
もしあれば、ビニールテープじゃなくて耐水ガムテープ(布ガムテープっぽいやつ)を使うと、丈夫で長持ちしますよ♪

縁をテープでカバー。

2)フェルト(吸水ひも)をカットする

フェルトは大体、こんなもんの大きさでOK。長さの目安は、ペットボトル容器の飲み口の高さより3cm長ければ充分です。

フェルトはこれぐらいの大きさ。

このフェルトを、容器に入れたスリットの数だけ等分して切っていくのですが、ここポイント!バラバラに切り離さないこと!のれんのように、上の部分は3cmぐらい繋げたままにしますよー。

こうなります。

今回はスリットが6本なので、6等分。8本のスリットを入れたかたは8等分にします。
けちらずに全面使いましょう。湿ってる面積が大事ですよー。

3)フェルト(吸水ひも)を取り付ける

意外とこのポイントがわかりにくい気もしますが、やってみると簡単なの。
たこ足に切り込みを入れたフェルトを、容器の内側から外へ向かって、スリットに1っ本づつ通します。スリットの数を6本にしたのは、4本だと間隔が広過ぎて上手く入らないのよー。

内側から外へ向かって、フェルトを通します。

全部通すと、繋がってる部分が容器の内側で、こんな風になると思います。
タコみたいに外側にフェルトの足が6本出る感じ。
この繋がってる部分を飲み口の栓にしちゃうの。だからペットボトルのキャップは使いませんよー。

こうなったら正解。

繋がってる部分を、内側に折り込んで。

こんな風に、すこし折り畳むようにして飲み口にフェルトを差し込みます。
え?それだけでフタ?と思うかもしれませんが、大抵のものは不思議とこれでも落ちないのよー。
ど真ん中の飲み口部分はパッカリ空いているので、ここから大量の根っこが出てくる…という寸法。
もちろん、スリットや穴からも根は出てくるので、スリットに通したフェルトは、少し下にずらしてまとめるようにしておくとイイと思います。

4)容器の完成!!

出来やんした♡

わー!!出来ましたぁ〜(笑)お疲れさまでーす。
この容器に苗を植え込む場合は、根っこを洗った後に直接フェルトの底に乗せるようにして置き、上から培地で押さえるように固定します。スポンジ苗の場合も、中心部分にどかっと置いて上から培地で埋めて支えます。今回は種からバジルを育ててみますので、もう少々お付き合いを。

5)種を播いてみよう!

この容器を使う前に、必ずフェルトを全体的に水で濡らしておいてくださいね。
そのほうが吸水が断然スムーズになります。
最初のうちは液肥では無く、水で大丈夫。直播きの時も移植の時も、水から徐々に液肥に移行する感じがイイと思います。

シッカリ濡らして、少し水を入れておきます。

ペットボトルは軽いので、水は最初から入れておくようにします。最大でも横に開けた排水穴よりも3cmぐらい下までね。
ギリギリまで入れると、ちょっと移動したときなんかに、穴から水がジャブジャブこぼれて大変です。

しっかり濡らしたら、予め洗っておいたハイドロボールをフェルトが隠れて水平になるぐらいまで敷き詰めます。余ったハイドロボールは、発芽が始まってから使う予定なので、とっておいてネ。
ハイドロボールの上に、小さく切ったキッチンペーパーを乗せて、霧吹きなどで湿らせます。

種まきしまーす。

培地に日向土などの細かい石を使った場合は、キッチンペーパーは使わずに、きちんと上まで日向土を入れて、普通に種まきしてOKです。
ハイドロボールなどの大きめの粒の場合は、小さな種が粒の隙間に落下してしまうので、キッチンペーパーを間にいれると播きやすいよー、ということっス。

種。今回はバジルを4粒播いて、間引いて2本に。

今回はバジルを育ててみます。うーん、ペットボトル栽培だと、2株が限界かなぁー。意外と大きくなるもんね、バジル。
バジルは光好性種子なので、このままサランラップをふんわりかけて、発芽してから残りのハイドロボールを足そうと思います。嫌光性種子の野菜ならば、この上に残りのハイドロボールを優しく足してあげてくださいね。

どうなるかなー。どきどき。

このまま、私はバジル栽培に突入しようと思います。
発芽から液肥投入と遮光までを引き続き記事にしていきますので、バジルのお目覚めまで、今暫くおまちくださいねー。

皆さんが素敵な水耕栽培のスタートを切れますよーに!
幸運を祈る〜〜!!ヾ(´ε`*)ゝ

Posted on 5月 7, 2012 at 8:21 am by Naomi / 21 Comments

今日は2連投です。材料の準備編はこちらですので、順にご覧くださいね♪
まぁね、液肥は芽が出てから使うので、今すぐ無くても大丈夫。早速容器をつくってみましょうねぇ。

水耕栽培と言うと、ブクブク(エアレーション装置)を想像しますが、無くても少しの工夫でちゃんと野菜が育ちます。電気装置を使わない水耕栽培方式のことを「パッシブ水耕栽培」と言ったりもします。
「水耕栽培って、装置とか大変なんでしょ?」とお友達に聞かれたら、「あ、ウチはパッシブだから手軽だよ。」と知ったかぶりしてみるのもオツなもんですぞ。

1)カットする位置を決める

切り取り線を書きます。

いきなり切り出すと、ぐなぐなに曲がっちゃうので(ん?私だけ??)最初にサインペンで切り取る場所を書いておきます。実はペットボトルをカッターで切るのってすごく難しくて、1回で切ろうとすると失敗することが多いの。
本当はハンダごての先がカッターの刃になっている「ホットカッター」が楽なのですが、今回はカッターで頑張ります。

まず、ペットボトルの肩のあたりの切りやすそうな部分に、水平に線を引きます。ここが上下に切り離す位置ね。それと飲み口のすぐ下に、6本ばかり均等に縦線を入れます。
「私ったら、すごく器用よ!」というかたは、8本ぐらい、いやそれ以上入れても尚良し。この縦線はフェルトを挟むスリットになりますので、3〜5mmぐらいの幅で太く書きます。余裕でフェルトが通る太さにしてください。分厚いフェルトのかたは、線も太めにねー。

2)カッターでスリットを空ける

6本は頑張って空けるのよー!

上下を切り離しちゃう前に、スリット部分のカットから始めます。そのほうがしっかりとペットボトルを支えられるので楽だと思います。

力を入れずに、何度も同じ位置をなぞって切ります。

ペットボトルは力で切ろうとすると、カッターが思わぬ方向に進んで行って、とても危ないんです。だから、力を入れずに浅くスジを付けるように切っていきます。
何度か同じスジをなぞれば、曲がらずにキレイにカットできます。大体ね、4回ぐらい同じ場所をなぞると切れる感じかなぁ?少し切り離されて隙間ができたら、ハサミを使っちゃうっていう手もあります。
黒く塗った部分が無くなるように、ちゃんと幅のあるスリットを空けるように、頑張ってくらはい。
どーにも上手く切れない!という場合は、ホットカッターを買いに走りましょう (^-^;
まー、太さとか長さとか、ちょっと多めに切り込み入っちゃった…とかは、気にしない ♪ 気にしない♪
植物はそんなとこは見てないのでダイジョーブ。(笑)

下手くそですが、スリット完成。

3)もうちょっと穴を空ける

ペットボトルで植物を育てると、根っこ50%ぐらいは中央の飲み口から出てはくるのですが、横方面からも沢山の根っこが伸びてきます。できるだけ根っこには自由に育ってもらいたい!というわけで、目打ちでスリットの間に穴を空けます。

ぐりぐりと、大きめの穴にねー。

目打ちだと多少力が要るので、あんまり沢山あけようとすると、折角のスリットが切れちゃったりしますから気をつけて。
野菜の根っこは意外と太いので、ちょっと大きめになるように、ぐりぐりとえぐる感じで空けます。
もし沢山穴を空けたいならば、ハンダゴテのほうが力が要らなくて簡単でお勧め。限界まで穴を空けて、ザルのようにしちゃうと最強です!
もしコレのためだけにハンダゴテを買っちゃうんだから!っていうかたは、ホットカッターとハンダゴテの先が換えられるようになってるモノがあるので、それがイイと思うな〜。

4)上下を切り離す

ココまでできたら、上半分はOK。

細かい加工が終わったら、上下を切り離します。
このときも、いっぺんに切ろうと思わないで、何度かスジをなぞるように切ってくださいねー。
4回目で切れれば良いや〜ぐらいの感じでね。
ホントに怪我しやすいので、充分に気をつけてくださいよっ。

形が見えてきました!

切り離すとこんな感じ。イメージ沸いてきましたでしょうか?
これをペットボトルの飲み口が下を向くように、差し込んで使います。

5)水抜き穴を空ける

室内栽培を予定してるならばあんまり必要は無いのですが、意外とよくある失敗に「雨で根っこが溺れた」というのがあります。植物の根っこは酸欠になると死んでしまったりするんです。プランター栽培の「根腐れ」状態になっちゃうの。水耕栽培の場合は液肥に根っこを浸けた状態だけれど、全部を水没させると酸素が足りなくなって、上手く育たなかったり枯れちゃったりします。
だから、雨がペットボトルの中に溜まり過ぎないように、水抜き穴を空けておくのがオススメでーす。

飲み口より、2〜3cmぐらい下にね。

緊急事態用の穴なので、そんなに下に空けなくても良いですが、ペットボトルの飲み口よりは2〜3cmは確実に下に空けてくださいましヨ。
実際の液肥の水位は、これよりももっと下になりますよー。空気を吸える層があることが大事なので、いっぱい一杯までは液肥は入れないようにするのがNaomi流なのよん。

さて、これで刃物を使った、難しい工程はお終い。
次回はこれをセットアップして、種まきまで一気にやっちゃいましょう。
待て次号!アップ予定は、明日ナリヨー。頑張って記事書きまーす!

Posted on 5月 6, 2012 at 7:01 am by Naomi / 15 Comments

さて。無責任に始まりました企画「ペットボトルでプチ水耕」!
試しに水耕栽培をちょっとだけやってみたいなーというかた向けのお気軽な栽培方法をご紹介しましょう。とは言っても、これでトウガラシなんかの実物野菜は全然OKだし、ミニトマトも小さい品種なら大丈夫。以外と使える、本格仕様でございますよー。

こんなのを作ります。

だから、ちょっと加工が面倒かもなぁ。。。ごめんよー。
こちらのページで、すんごく簡単にできるペットボトルの水耕容器なんかもご紹介してますので、まずはそちらからご覧くださいませね。別にNaomi仕様じゃなくても、立派に野菜は育ちますんで。(^-^;

ではでは早速。主な材料はこちらでございますよー。はいっ!

簡単水耕栽培の材料です。

今回は手軽に手に入る材料で頑張ってみます。
まずは2リットルのペットボトル。そして100均で売ってるポリエステルのフェルト。これはアップリケ用では無い、ノリのついていないものを使います。それから、ハイドロボールと微粉ハイポネックス。

ちょっと説明しましょうね。
まずはフェルト。これはね、植物の根っこを保護する目的で使います。いわゆる「吸水ひも」としてぶら下げるので、25cm角ぐらいの大きさでOKです。
吸水ひもという呼び名ではありますが、植物がのこフェルトから水分を吸水するというよりは、根っこエリアに湿度を与えたり、土の代わりに根を支える役目だと思ってください。フェルトじゃなくても、たっぷり水分を吸収してくれて腐ったりしない素材ならOK。今回はどこの100均にも大抵置いてある、手芸用のフェルトを使いますよー。

そして、ペットボトル。お水やお茶が入ってる2リットルのものを使います。

ペットボトルは、シンプルな形のものを。

このペットボトル、最近は形が複雑なものが多いのですが、極力シンプルな形のものを使うと、加工が楽です。

後でカッターで切って細工を施しますんで、初めてのかたは、あまり堅くない素材のほうがやりやすいかも…です。もしホットカッターをお持ちでしたら、堅い素材でも大丈夫。しっかりしたものが作れます。→これね。

そして、ハイドロボール。これは植物を支えるために使います。この、植物を植え込む部分で使う「支えるもの」を、水耕栽培では「培地(ばいち)」と呼んだりします。

ハイドロカルチャー用品売り場にあります。

今回は一番簡単に手に入りやすそうなハイドロボールを今回は使いますが、他の「小石的なもの」でもOK。
私は普段は「日向土(ひゅうがつち)」という、小石を使っています。沢山の野菜を水耕栽培したいならば、安いのでオススメです。サボテン用の小石なんかもキレイで素敵です。
水耕栽培の場合は「水に溶けださない」「腐らない」ものを選ぶのがポイント。赤玉土は段々と崩れてきちゃったりするのであまりオススメできないなぁー。
できれば洗って何度でも使えるものがイイですね〜、経済的だし。

日向土。「細粒」が使いやすいです。

サボテン用の小砂利。白くてキレイ。

そして、肝心の液肥は「微粉ハイポネックス」。
水耕栽培用の液肥は数種類あるのですが、ホームセンターや園芸店で買えるのは、この微粉ハイポネックスだけだと思います。

微粉ハイポネックス

他にも液肥なんて、いっぱい売ってるじゃない?という声が聞こえてきそうですが、実は水耕栽培の場合は、肥料中に含まれる成分が、とても大切なんです。
プランター用の液肥は土のなかで分解されてから植物に届きますが、水耕栽培の場合は土を一切使わないので微生物の力を借りることが出来ません。つまり、分解されずにそのまま植物に届いてしまいます。
そこで、最初から植物が食べやすい(?)養分配合になっている肥料を使うんです。

ちょっと詳しく書くと、「硝酸態窒素」が多めに配合されている肥料が良いんです。硝酸態窒素ならばは、植物が簡単に食べる事ができるので、まずはココが肥料選びのポイントになります。
プランター用の肥料は硝酸態窒素ではなく、アンモニア態窒素のほうが多く配合されていて、土を使わない水耕栽培には不向きなんだそーですよ。
そして、土を使わない水耕栽培は微量栄養素と言われるミネラルの類いも液肥から吸収させなくてはなりませんから、様々な養分の配合がとても大切なんですよー。

この微粉ハイポネックスは実は私も始めて使うの。(笑)でもこれ、実際に使っているかたも多く実績もある肥料です。
ちなみに、パッケージやホームページに記載は無いのですが、水耕栽培に使えるように微量栄養素もしっかり配合されているそーです。電話でハイポネックスに問い合わせたら「カルシウムも鉄分もしっかり入ってますから、トマトの水耕栽培なんかの長期栽培でもOKですよ ♪」と、明るい関西弁のオネーさんがそう教えてくれました。
ホームセンターだと500円台で買えると思います。お気軽でいいですねー。

その他容器製作に必要なものは、カッターナイフ、目打ち、サインペン、ビニールテープ。
種まきに使うのは、種(今回はバジルでやってみます)と、キッチンペーパをちょびっと。
これだけです。
記事が長くなったので、容器作成編は次のページへGo!>>

Posted on 5月 6, 2012 at 6:56 am by Naomi / 2 Comments