- 水耕栽培
- 水耕ドーモ学園(容器作りなど)
ペットボトルでプチ水耕(ペットボトル加工編)
今日は2連投です。材料の準備編はこちらですので、順にご覧くださいね♪
まぁね、液肥は芽が出てから使うので、今すぐ無くても大丈夫。早速容器をつくってみましょうねぇ。
水耕栽培と言うと、ブクブク(エアレーション装置)を想像しますが、無くても少しの工夫でちゃんと野菜が育ちます。電気装置を使わない水耕栽培方式のことを「パッシブ水耕栽培」と言ったりもします。
「水耕栽培って、装置とか大変なんでしょ?」とお友達に聞かれたら、「あ、ウチはパッシブだから手軽だよ。」と知ったかぶりしてみるのもオツなもんですぞ。
1)カットする位置を決める
いきなり切り出すと、ぐなぐなに曲がっちゃうので(ん?私だけ??)最初にサインペンで切り取る場所を書いておきます。実はペットボトルをカッターで切るのってすごく難しくて、1回で切ろうとすると失敗することが多いの。
本当はハンダごての先がカッターの刃になっている「ホットカッター」が楽なのですが、今回はカッターで頑張ります。
まず、ペットボトルの肩のあたりの切りやすそうな部分に、水平に線を引きます。ここが上下に切り離す位置ね。それと飲み口のすぐ下に、6本ばかり均等に縦線を入れます。
「私ったら、すごく器用よ!」というかたは、8本ぐらい、いやそれ以上入れても尚良し。この縦線はフェルトを挟むスリットになりますので、3〜5mmぐらいの幅で太く書きます。余裕でフェルトが通る太さにしてください。分厚いフェルトのかたは、線も太めにねー。
2)カッターでスリットを空ける
上下を切り離しちゃう前に、スリット部分のカットから始めます。そのほうがしっかりとペットボトルを支えられるので楽だと思います。
ペットボトルは力で切ろうとすると、カッターが思わぬ方向に進んで行って、とても危ないんです。だから、力を入れずに浅くスジを付けるように切っていきます。
何度か同じスジをなぞれば、曲がらずにキレイにカットできます。大体ね、4回ぐらい同じ場所をなぞると切れる感じかなぁ?少し切り離されて隙間ができたら、ハサミを使っちゃうっていう手もあります。
黒く塗った部分が無くなるように、ちゃんと幅のあるスリットを空けるように、頑張ってくらはい。
どーにも上手く切れない!という場合は、ホットカッターを買いに走りましょう (^-^;
まー、太さとか長さとか、ちょっと多めに切り込み入っちゃった…とかは、気にしない ♪ 気にしない♪
植物はそんなとこは見てないのでダイジョーブ。(笑)
3)もうちょっと穴を空ける
ペットボトルで植物を育てると、根っこ50%ぐらいは中央の飲み口から出てはくるのですが、横方面からも沢山の根っこが伸びてきます。できるだけ根っこには自由に育ってもらいたい!というわけで、目打ちでスリットの間に穴を空けます。
目打ちだと多少力が要るので、あんまり沢山あけようとすると、折角のスリットが切れちゃったりしますから気をつけて。
野菜の根っこは意外と太いので、ちょっと大きめになるように、ぐりぐりとえぐる感じで空けます。
もし沢山穴を空けたいならば、ハンダゴテのほうが力が要らなくて簡単でお勧め。限界まで穴を空けて、ザルのようにしちゃうと最強です!
もしコレのためだけにハンダゴテを買っちゃうんだから!っていうかたは、ホットカッターとハンダゴテの先が換えられるようになってるモノがあるので、それがイイと思うな〜。
4)上下を切り離す
細かい加工が終わったら、上下を切り離します。
このときも、いっぺんに切ろうと思わないで、何度かスジをなぞるように切ってくださいねー。
4回目で切れれば良いや〜ぐらいの感じでね。
ホントに怪我しやすいので、充分に気をつけてくださいよっ。
切り離すとこんな感じ。イメージ沸いてきましたでしょうか?
これをペットボトルの飲み口が下を向くように、差し込んで使います。
5)水抜き穴を空ける
室内栽培を予定してるならばあんまり必要は無いのですが、意外とよくある失敗に「雨で根っこが溺れた」というのがあります。植物の根っこは酸欠になると死んでしまったりするんです。プランター栽培の「根腐れ」状態になっちゃうの。水耕栽培の場合は液肥に根っこを浸けた状態だけれど、全部を水没させると酸素が足りなくなって、上手く育たなかったり枯れちゃったりします。
だから、雨がペットボトルの中に溜まり過ぎないように、水抜き穴を空けておくのがオススメでーす。
緊急事態用の穴なので、そんなに下に空けなくても良いですが、ペットボトルの飲み口よりは2〜3cmは確実に下に空けてくださいましヨ。
実際の液肥の水位は、これよりももっと下になりますよー。空気を吸える層があることが大事なので、いっぱい一杯までは液肥は入れないようにするのがNaomi流なのよん。
さて、これで刃物を使った、難しい工程はお終い。
次回はこれをセットアップして、種まきまで一気にやっちゃいましょう。
待て次号!アップ予定は、明日ナリヨー。頑張って記事書きまーす!
Posted on 2012年5月6日
みなさまからのコメント
コメントフォームへ
いやいや、ドーモ学園(笑)大盛況でございますな。
ネーミング、最高やと思います!
Naomiさんやduckbillさん・・・いろんな方のブログをのぞいては「ああ、私も早く何かしなくちゃ」というミョ~な焦りを感じます(笑)
Naomiさん、めっちゃわかりやすいです~!!
早速今からまずペットボトルを作りたいと思います。
すごーくめんどくさそうなイメージ勝手にもってたんですが、
作ってしまえば何度も使えるし、経済的なんですね。
ドンくさいのでカッターで手を切らないようにしなきゃ(笑)
ほんと夏野菜って土の量が半端じゃないので魅力的です。
今年は、保険苗を水耕でチャレンジしてみようと思います(^O^)/
こっちにおいで~に大爆笑!!
Naomiさんみたいに、上手に育てられたら来ちゃうかも^^
ひまわり見ました~。
お花も大丈夫なんですね。
私みたいな欲張りさんには、水耕があってるかな(笑)
さて、今日はハイドロボールと肥料買いに行ってこよう~っと♪
ふむふむ・・・これは判りやすくて、素敵ですね~。(^o^)/
私がやってきた失敗は、スリットを上の方に空けちゃったせいで、
給水布を培地で隠せなくなった。(笑)
そして結局、苗はスポンジだけで支えられるだけになった、(汗)
あるいは、苗が小さくて、給水布の役目が無くなった。(爆)
結局、水耕ではなくてペットボトルのプランターになっちゃってたんですね。f(^^;)
今から全部作り替えよっと・・・。(汗)
まいど~っす♪
「こらぁ~!早く水耕やらんか~いっ!!」て、言われてるようだぁ(^^ゞ
いきなり発砲スチロール箱で、やっちゃったからなぁ。
めっちゃ分かりやすいから、これならお手軽で、場所もとれへんですよねぇ♪
これも根っこ部は「遮光」が必要なんですよね?
「遮光」は、水が「緑」になるのを避けるたねでしたか?
「ミニトマト」はイケるかぁ・・・ピーマンはどすか?
苗がいっぱい余ってるんだよなぁ(^^ゞ ナスも。
Naomi先生、お疲れ様です(^_^)
今日も続きを書いていらっしゃると思うと・・・お疲れ様です!!!
私も1人でも多くの人に水耕栽培の良さを知ってもらいたいと願っているので、
Naomiさんのような「経験者」の企画は非常に説得力があって、
本当に素晴らしいと思います!
ポチ。
ホットカッター…なんて素敵な響き♪
検索してみたら、思ったより高価な物ではないんですねー。
ああ、買ってしまうかも…
ペットボトル水耕、小さめの葉物でやった事はありますが、トマトやらの大株は未挑戦です。
心配なのは、頭でっかちになりそうなのでバランスの問題や、支柱はどうするのかなどなど。
水耕サイト様で色々見させていただいてはいますが、水耕モード学園で1から勉強させて下さい( ・∀・ )ノ
@FOXさん、いらっしゃいませ♪
ドーモ、大盛況ですねぇ(笑)私もびっくりだよー。
それだけ皆さん、興味を持っていらっしゃった、って事ですね〜(⌒-⌒)
実は私もね、この記事ばっかり書いてて、このGWはベランダ放置。(爆)
でもちょっとやる気が出てきたから、ここは一気に頑張るしかないなぁ〜と…(^-^;
思っていた矢先の嵐だもんなぁー(笑)神様ったらイジワル。
@berryさん、いらっしゃいませ♪
分かり易い?良かったよー(^-^; 頑張って書いてはおりますが、伝えるのって難しいもんだなぁーと、実感。
やっぱ、本とか書けるひとは、流石だなぁーと思っちゃいましたー。
実は昨日ね、実家に帰って、ウチで育てた苗をプランターに植えてきたの。
楽しかったけれど、歳とった母がこれをやるのは大変だよなぁ〜と思っちゃった。
土って重いよねー。
保険苗、ぜひぜひ水耕で!! もう、いらっしゃるのをお座布団敷いて待ってるからー(笑)
@akkyanさん、いらっしゃいませ♪
ああ、そうかー。スリットの位置も肝心ですねぇー。
完成品の実物を見ると、全然大した事ない仕組みなんですが、いざ作ってみようと思うと、ドーモしっくりこない…っていう部分が沢山あるかも…。
1回やってみると「なるほど」ってなるんですけどネ。
スリットは、飲み口のほうまで延長したらどうかなぁ?? 給水布の幅より長くても大丈夫ですよん♪
参考になって良かったです(⌒-⌒) 書いてみるもんですねぇ〜
でも、書き直したりなんやかんやで、
仕事よりもはるかにキーボード打ってます。最後まで持つかなぁ(笑)
@あきらさん、いらっしゃいませ ♪
そうそう、苗を植付けたら、ちゃんと遮光しないと、あっという間に藻が生えてきちゃうの。夏は剥出しだと、液肥が日光で暖まって、お湯になっちゃうし、
がっつり遮光してあげたほうがイイですよー!!
ピーマンやナスは(トマトもそうだけど)、どうしても頭でっかちになっちゃうので、倒れないように固定する工夫が必要なのと、
夏の液肥の吸い上げが半端ないので、「予備タンク」(これもペットボトル。笑)が必要になってくるかなー。それとか大きくなってきた途中から、発泡スチロールに移す、っていう手もあります。そういうのも記事に書くようにしますねー。
あ!あきらさんなら、焼酎のデカペットボトルとかはー??(笑)
「すくすく水耕栽培」さんで、巨大ペットボトル装置を作ってるよー♪
@のんびりママさん、いらっしゃいませ♪
イヤだぁ、もう。おだてないでぇ〜〜〜〜(爆)
書いていて思ったのですが、
私にはポイントをまとめる能力が無いらしく。(笑)分かりにくいところがあったらば、心置きなくツッコミ入れてくださいねー (^-^;
経験者と言っても、ほんとーーに大した知識も持ち合わせていないので、
こんな記事書いちゃって大丈夫なんだろか… と、ちょっと怖いっすー ( ̄ω ̄;)
自滅したら、助けに来てください(笑)
@まきばさん、いらっしゃいませ♪
ホットカッターはね、溶かしながら切るので、力が要らないのよー。
細かい作業なんかは、断然楽かも。
ただね、私も買ってから3年ですけど、マジで容器の加工以外に使い道がないので(笑)費用対効果でご検討下さい。
ペットボトルで大物栽培の場合は、やっぱり支柱と転倒防止が鍵ですねー。
それと、真夏は例えば大玉トマト一株なら、ペットボトルだけじゃちょっと液肥量が不安ですよねー。
私はもう一本、ペットボトルをチューブで繋げて、サイフォン現象(?かな?)で予備タンクにしちゃうの。
そういうのも出来るだけ紹介していくようにしますねー。
待っててね〜 r(^ω^*)))
加工の際の順番にも、やりやすいノウハウがあるのがよく分かります。
ポチ、っと!
@kasugai90さん、いらっしゃいませ♪
何度か失敗を繰り返すうちに、「あ〜こうすれば良いんだ」と、
流石のお間抜けさんでも気づくようで。(笑)
お陰様で、ペットボトルの容器製作は、以前に比べたら、ぐんと手際よくできるようになりました ♪
園芸って、そういうもんですよね〜。
水耕はちょっと特殊ですが、「失敗しながら覚える」ってのは、どの栽培方法でも共通ですねぇ (⌒-⌒)
うおっ、開校しとる!
入校希望でおねがします。
非常に丁寧で分かりやすいですよ~
なーるほどー、ペットボトルはこうやって丁寧に加工するんですねえ。
ウチなんかコンロで熱したキリで、グリグリ~でしたから。
ペットボトル増産予定なので参考にさせていただきます。
関係ないですが、最近のペットボトルってエコ仕様で薄いヘナチョコボトルが増えましたね。
最近飲み物をペットボトルの硬さで選んでます(笑
@runeさん、いらっしゃいませ♪
runeさんならもう、こんな記事読まなくても大丈夫じゃんかー(笑)
ちょっと時間が無くてruneさんのブログにコメント書けなかったんだけど、
穴鉢にしたんだねー!! あれ、丈夫で加工しなくてイイから、良いよねー(⌒-⌒)
そうそう、最近のペットボトルは加工し難いのよー。私もそう思います。
ちょっと前まで、ローソンのオリジナルの水のボトルがすごく良かったの。形がシンプルでしっかりしてるし。
なのに、最近はモデルチェンジしちゃって、普通に使い辛くなっちゃったの。
…って、別に水耕容器に使うためのボトルじゃないから、文句は言えないけど。(笑)
なるほど、上下にカットする前に穴を開けるとな!
確かにそのほうがやりやすいですね!!
そうそう、ペットボトルのデザイン変更って、つべこべいう筋合いないと分かっていても、
思わずムッとしてしまいます。爆
@yaefit1500さん、いらっしゃいませ♪
最近のペットボトルって薄いから、切り離した後だとベコベコしちゃって
カッターが使い難いんですよー(^-^;
>>思わずムッとしてしまいます。爆
わかる!わかるわぁ〜r(^ω^*))) 私も買う時に、味や値段じゃなくて、
形で選んじゃうもん。(笑)
ペットボトルは「持ちやすい」とか「エコ」とか、色々とあるのでしょうが、
最近のデザインは、どうも頂けないですよねぇー。
つべこべ言う筋合いないけどー(爆)