• 勉強部屋
  • 水耕栽培
  • トマト(水耕)
  • 水耕栽培
  • ナス
  • 水耕栽培
  • ピーマン・とうがらし

春の催芽祭りは1月12日から

すっかりお正月気分も抜けましたでしょうか?
ウチはね、私はウイルス性胃腸炎、旦那はインフルエンザというゴージャスな顔ぶれで正月を終えました。ここまで最低レベルからの1年のスタートだと、気が楽で良いです。(なんて負け惜しみ言ってみる)

2人ともかなり回復してきましたし、そろそろ
2015 春の催芽祭り
の、準備をしていこうと思います。山崎パンの春の食パン祭りより、断然楽しみにしていた祭りです!まずはポイントのおさらいからちょっと解説。

この極寒の冬に種まきしようとしているのは「夏野菜」です。
主にトマトやナス、ピーマン等のナス科の野菜で(ウリ科は春になってからで間に合います)、第1花が咲くまでに時間のかかる…つまり、育苗に時間がかかる野菜を冬のうちから種まきして早めにスタートできるようにしよう、という転ばぬ先の杖的なイベントです。

20140213_1
去年のトマトの双葉ちゃん

…本当はもっとゆっくり種まきしても、夏には間に合うんですけども。
皆、種まきが大好きだから、春までじっと待っていられないの。だからついつい、祭り神輿に乗っちゃうんですよねぇ。この「種まき人の連鎖反応」をワタクシ共は、「催芽祭り」「種まき祭り」と呼んでおります。

あっ、違うか。祭りの方じゃなくて催芽の解説だった。

「催芽」というのは、種まきの前に予め、種を発芽しやすい環境で管理して、もう放っておいても発芽する状態にしておくことを言います。実際はこんな感じに発根した状態にします。ここまでくれば土に植えてもかなり高確率で双葉が出てきます。

この状態に「催芽」します

何でこんな手間をかけるかと言うと、夏野菜の発芽適温は「夏」の温度だからですよ。
タキイさんのウェブサイトに一覧が掲載されていますが、種が発芽するのに必要な温度は、以下の通り。かなり高いよね。つまり、保温でなくて「加温」しないと難しいんです。

発芽適温(地温) 生育適温(地温)
トマト 20~30℃
(min:10℃〜max:35℃)
昼間 25~30℃
夜間 10~15℃
ナス 昼(16時間)30℃
夜(8時間)20℃
(min:11~18℃ / max:33℃)
昼間 23~28℃
夜間 16~20℃
ピーマン 20~30℃
(min:10℃〜max:35℃)
20~30℃

ちなみに、「適温」は地温で測るんだそうですよ。気温ならエアコンあるし楽勝クリアじゃん?と思いがちですが、種が接している土の温度は、そうそう上げられないですよね。だけど催芽の段階ならば、小さなビニール袋やタッパーに湿らせたティッシュを入れたコンパクトサイズなので、加温も工夫次第でどうにでもできます。

参考までに、これまで様々な水耕サイバー&家庭菜園ティストが試した加温方法はこちら。

それぞれのライフスタイルに併った工夫が面白いですね(笑)
ウチは今年もペット用ヒーターかなぁ。水筒もやってみたいなぁ。

20140202_3
爬虫類用のミニヒーターを使ってます

諸々の種まきのコツなどはこの、タキイさんの「タネの発芽不良の原因と対策」でおさらいしておくと良いと思います。タネの特性の基本が全部まとまっている便利なページです。そう言えばナスなんかは休眠性がある、と書いてありましたねぇ。確かに発芽し辛い時がありますね、ナスは。
どうも採りたてのナスの種子は休眠してるっぽいので、自家採種のタネは春まで待ったほうが良いのかもしれませんです。

それと、往々にしてナス科は嫌光性種子ですので、催芽もアルミホイルかんかで光が入らないようにしたほうが良いのですが、特にピーマン・唐辛子は、暗いよぅ暑いよぅーーな環境のほうが発芽しやすい気がします。やりすぎると茹だっちゃいますけど。

20141212_1

さて。そしていつ播くの?という問いですが。

そりゃぁもう、今でしょう!!とね、勢い良く行きたい所ですが、去年は実は2月に始めてたんだよね。
そしてあんまり良い結果にならなかったのよねぇ。
2月から始めると、ちょうど3月の年度末の忙しい時期が、花芽分化の時期と重なるのかも?なんて思ったので、今年は1月中に始めてみる事にたんですが、最近気に入ってるのが「神頼み方式」なんですわ(爆)
一粒万倍日ってご存知ですか?昔からある選日、縁起の良いこよみらしいんですがね、それこそ一粒の籾(もみ)が万倍にも実る種まきの吉日なわけですよ。

早春の一粒万倍日は以下の通りでございます、宜しければご参考に(笑)
というわけで、1月12日からワタクシは開始いたします。
まずはトマトかなー♡

1月 12(月)  15(木)  24(土)  27(火)
2月 6(金)  11(水)  18(水)  23(月)
3月 2(月)  10(火)  15(日)  22(日)  27(金)
4月 3(金)  6(月)  9(木)  18(土)  21(火)  30(木)

12日に播いた後の事後報告じゃ「Naomiさんずるいよー自分だけ!」となり兼ねない(ならないよww)ので、一先ずご報告まで。
今年もみーんなが、豊作でありますように。

Posted on 2015年1月9日

みなさまからのコメント

コメントフォームへ

    • kasugai90さん、いらっしゃいませ♪
      早めに苗を作るメリットは大きいですね、特にウチのように陽当たりを確保できない場合は。(^-^;
      ヒーター、本当はもっと大きなものや、育苗専用のものがあれば良いのでしょうけれど、今年もこのコンパクトなヤツで頑張ってみようと思います (*^-^*)

  1. 催芽祭、わたしもやります〜♪
    それにしても「一粒万倍日」って初めて聞きました。
    わたしも可能な限りこの日に乗って種を撒こうっと♪

    我が家は日当りが悪くて、毎年トマトの苗が徒長して苦しむので、今年はどうしようか迷ってます。
    早く撒きたくてしょうがないんだけど、2月末くらいまで待とうか・・・でも撒きたい・・・
    とりあえず、高めの加温が必要で、なかなか育たないペッパー類から行こうかな?

    • yaefit1500さん、いらっしゃいませ♪
      わーい、yaeさん、お祭りにもようこそヽ(´▽`)/ ww
      一粒万倍日、私も去年知ったんですよ。もうネーミングからして素晴らしいでしょう?(笑)

      確かに、発芽よりもその後の育苗の方が難しいですね。
      yaeさん、LEDはまだ導入しないの?
      ペッパー類は確かに、トマトに比べたら徒長し難いですね。本葉が4枚で花芽分化らしいですが、ペッパーの本葉4枚って相当時間がかかりますし。
      最初にペッパーで育苗環境の様子見をするの、良いかもしれないですね♡

  2. はいはい、お祭り好きのPandaが通りますよー。

    月の暦は見てたんですけど、一粒万倍日はノーマークでした。
    確かにここ数年愛用している「新農家暦」っていうノートがあるんですけど、
    しっかり一粒万倍日の記載もありました。
    ワタシも豊作祈願して便乗しちゃお♪とりあえず豆類かなぁww

    • Pandaさん、いらっしゃいませ♪
      私は昨日12日は、トマトの一部を播きました♡
      今年は播き過ぎないように、ちゃんとスケジュールを組み立ててみようと思いますっ!

      新農家暦…これはもしかして、農事暦が書いてあるのでしょうか、面白そう!
      一粒万倍日は、何と言うか…精神的にとても満足行くんですよね、この日に播くと。(笑)
      私も以前、月の満ち欠けは気にしていたんですが、そう言えば最近はチェックしていなかったなぁ。
      両方が合致する「種まき吉日」もありそうですよね、調べてみようっと(*^-^*)

  3. 一粒万倍日は知ってたけど、特に意識せずに春の催芽祭りを私も始めてます(笑)

    ところで・・・せっかくだから今日の一粒万倍日に種まきしたいんだけど・・・

    「催芽開始は・・・種まきに入りますかぁ? 先生~」 
    バナナがおやつに入らないことは知ってるんですけど~ww

    • bigtomatoさん、いらっしゃいませ♪
      もうすでに、着々と準備を進められていますもんね、bigtomatoさん、すごいよー。
      わたし、準備不足で追い付けないですわー ww。(^-^;
      12日に催芽を開始したトマトは、今朝発根してましたが、
      案の定、植える種播き用の土を用意してなくて焦るオイラ。(爆)

      えー、催芽もね、種まきに入りますよぉ。ですんで、しっかりと計画的にがんばりましょうねぇ。(笑)
      大事に種を蒔く気持ちも、万倍に育つと良いですよね♡