• 狸農園

稲刈り@新潟・田麦山

ひゃっほ〜い!!稲刈りだぜ!!

稲刈り日和ねぇ〜!

という訳で、またまた行ってきました、田麦山。
今回は赤メガネさんもご一緒に、電車でのオツな旅となりました。
ローカル線を使うので時間は掛かっちゃいましたが、まさに「旅」って感じで楽しかった!

3連休だったので、大きめのレンタカーが借りられず、狸サイクルの親方ご一行とは別便となりましたが、皆さん、車の中で「きっとNaomiさんは、だるま弁当を食べたはず!」と話しておったそうで。

証拠写真の高崎駅のタルマ弁当。
ウマッ!

何故分かったの??体形の問題かなぁ?
ちょっと悔しいぞ。(爆)

中央の黄金色が、狸田んぼ。

ススキが風にそよぐ山道を歩いていくと、正面に私たちがお手伝いしてる田んぼが見えてきます。毎回田んぼに来るたびに、この景色にドキドキするんです。
お。少しだけしか倒れていないっぽい!すげー!

手前の本の一部だけしか、倒れなかった!

実は電車で来る途中、殆ど稲刈りが終わっている景色の中で、少しだけ残っていた田んぼは、どれもこれも稲が倒れてしまっていて、ちょっと心配していたのです。
だけど狸田んぼの稲は、強靭でございました。
肥料過多じゃないから、根っこが強く貼るんでしょうね。良かった、良かった。

ずっしりフサフサだー。

稲穂も綺麗です。ぷっくりしてます。
魚沼産の無農薬コシヒカリですよ。化学肥料も最小限。
うふふ、この中に絶品のお米が入ってると思うと、ワクワクしますね〜。

むむう。やっぱりヒエが混ざるねぇ。

ですがね、あんなに夏場に頑張ったけれど、やっぱり田の草取りを舐めんなよ!ってな具合で、ヒエやら何やらが沢山混ざっております。これを全て避けながら刈り取らなくちゃいけません。

雑草が生えると、どうしても稲の分の栄養が足りなくなって、分けつも少なかったりするんだそうです。
つまり、しっかり田の草取りをしておけば、このヒエの分もお米の筈だった…ってこと。
無農薬のお米が高いのは当然ですよね。だって、除草剤を使わない分だけ、手間は人が担うんだもの。

鎌で丁寧に刈っていきます。

一番奥に写ってる、素敵な農ガールが、赤メガネさん。
本人無許可の掲載のため、ゴマ粒大の写真でご勘弁です。
「運動不足だし、体力無いからな〜」なんておっしゃってましたが、かなりバリバリ働いてくださって。
良かったよ。無理やりお連れしておいて(笑)
いつでも農家の嫁になれます。

束ね方を師匠にレクチャーしてもらう親方。

刈った稲は、ワラで束ねて行くのですが、これがちょっと難しい。
後で緩んでくるようだと、はざ掛け(乾燥させるために、干す作業)の時に、束が緩んできちゃうんですって。
いつも思うのですが、農業って「結び方」が大事だったりします。
都会で暮らしてると、チョウチョ結びができればOKみたいな感じですけどね。
それじゃ、生きていけなかったりするんですよね、本当は。

これが「はざ」です。ここに引っかけます。

稲を束ね終わり、はざに掛ける頃には、すっかり日没。
「はざ」は師匠のお宅のものをお借りします。
ここでじっくり天日で乾燥させて、お米になっていくんですよー。

器械で刈り取って器械で乾燥…というのが今の日本のお米の主流なので、はざを見かけることも少なくなりましたが、日本の秋の田園風景には欠かせないものですよね。
こういう文化は、無くしちゃダメなんだと思います。大変な作業だけどね。

月明かりの下、やっと終了〜!

はざ掛けが終わる頃には、すっかり秋のお月さま。
これで田んぼでの今年の作業は終了です。

あとの脱穀や調整は師匠にお任せして、美味しいお米が届いたら……
食べるのみ!!! あ〜〜〜もう、楽しみで仕方ないです!

ちなみにね。最近はこうやって、手作業で稲刈りする所も少ないもんだから、米農家さんでも「ワラ」は買ってきたりするらしいです。
コンバインで刈り取っちゃうと、全部ズタズタに切られちゃうから、ワラが出ないんですって。知らなかったなぁ。

田植えから稲刈りまで、一通り参加させていただきましたが、
本当はもっと作業が沢山あって、私が体験したのは、ごく一部でしかありません。
だけど、稲作の貴重な体験を魚沼でできたなんて、幸せもんです。

この夏の豪雨による増水で、崩壊した「越後川口やな場」

7月に降った大雨は、福島や新潟に大きな被害をもたらしました。
魚沼地方の田んぼも、沢山被害が出てしまいました。
師匠の田んぼも1つ、土砂が崩れてダメになったそうです。
狸田んぼの近くにある「やな場(川魚の観光漁場)」も、川の増水で半壊しちゃいました。
豊かな自然の中で暮らすってことは、自然の猛威と向き合って生きていくって事なんだ、と、改めて見せつけらた思いがしました。

と。大人っぽくまとめてみましたが。

実は全身が超〜〜〜〜〜筋肉痛でして、ロボットみたいな動作しかできません(笑)
しんどいわぁ。師匠がお歳がわからないほど、男前ボディーなのは、これのお陰なのかぁ。
ヘロヘロでしたが、実はこの後、田麦山で行われたマウンテンバイクの自転車レース「MTB x たんぎゃま!」のサポートスタッフとしてお手伝いしたりして、濃厚な(乳酸がたっぷり貯まる)連休を過ごさせて頂きました。

さ。秋のメインイベントも終わった事ですし、ベランダと畑に本腰入れますかねー。
……筋肉痛が治ったら。ね。

Posted on 2011年10月11日

みなさまからのコメント

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  1. お疲れ様でした!
    今は稲刈りは機械だと思ってました 
    お手伝いというとNaomiさんも、運転してやるのかなって。
    放射能で騒がれたとき、どうして近場のワラを使わないんだろうって、不思議でしたが、手作業の稲刈りでないとワラができないとも知りませんでした。
    食べさせていただいているのに、知らないこと多すぎですね。
    農家の方の努力が正当に報われますように(*・人・*)
    レポートありがとうございました。
    お休み終わっちゃったけど、なんとか体を休めてあげてくださいませ。

  2. @いずみさん、いらっしゃいませ♪
    コンバインの運転かぁ〜〜(笑)それはそれで、すんごいやってみたい!!
    でも、昔ながらの作業も、色々と知らなかった事がいっぱいあって、面白いんですよ♡
    ワラの話、私も全然知らなくて、いずみさんと同じように思ってたんです。
    最近は、ちゃんとワラを残す最新型の機械もあるらしいけれど、
    そういうお高いマシンを取り入れられるのは、本当に一部の大規模農家さんだけなんでしょうね。
    殆どの農家さんの所では、ワラは出ないんですって。びっくりでしょう?
    私たちの田んぼの貴重なワラは、牛さん経由で完熟堆肥になって、師匠の元に戻ってくるそうです。もう無駄なし!!って感じです(⌒-⌒)

    新米の季節なのに、残留セシウム問題で世間は揺れておりますが、
    こういった苦労を少しだけでも知ると、過剰反応せずに、冷静に対処できそうな気がします。
    >>農家の方の努力が正当に報われますように(*・人・*)
    ホントだねー。そう思ってくださると、農家さんも救われると思いますヨ♡

    筋肉痛はね〜〜〜、どうなんだろ、歳のせいかなぁ〜??
    だんだん酷くなってくる気がするー(爆)
    今日はゆっくりとお風呂に浸かりまーす。キャンドルナイト@お風呂かなー (^-^;

  3. いやぁ、しっかりと、ノバを体験してらしたんですねぇ、さすが
    野菜って作ってみると、その物を育てるより、他のものとの戦いの方が大変だったりして・・・
    農家のご苦労がわかりますね

    でも、筋肉痛と一緒に素敵な思い出ができたようで、うらやましい限りでございます
    では、今宵はゆっくりとお風呂で癒されてくださいまし

    セクシーショットいただきにまいりますね!(笑)

  4. @葉っぱさん、いらっしゃいませ♪
    >> 野菜って作ってみると、その物を育てるより、他のものとの戦いの方が
    大変だったりして
    そう!そうです、本当に。
    趣味の菜園のならば、まだ「あ〜、食われちゃったなぁ」と思える(いや、思えないっすよね 笑)でしょうが、生活が掛かってるとなると、本気で戦いですもんね。
    スーパーに並ぶお野菜だって、自分が作ったお野菜同様、大事にしてあげないと、ですね r(^ω^*)))

    葉っぱさんも体調が良くなられたら、狸農園なら近いですし、いつでもいらっしゃってくださいよ。筋肉痛、お裾分けしますから〜〜(笑)

    セクシーショット、モザイク入れてくださいね(いや、だからー!! キャンドルの写真だってば〜〜 爆)

  5. 稲刈り。
    それでもう、お米が食べられると思っている人は、多い。

    その後の天日乾燥・千歯こき・脱穀・・・・・
    手間が掛かるんですよね~

    夜中まで、大変でしたね~

    ポチ、っと!

  6. @kasugao90さん、いらっしゃいませ♪
    さすがkasugao90さん!良くご存じでいらっしゃる!
    私たちのお米も、玄米になって届くまで、お天気にもよりますが、まだあと1ヶ月ぐらい掛かるそうです。
    後は師匠にお任せしてしまいますが、今からもう待ち遠しくって(笑)

    師匠のポリシーは「農業に“明日やればイイや”は、ねぇ〜んだ!」です (^-^;
    遅い時間になってしまいましたが、お陰様で、作業後のビールの美味しかったこと!
    少々飲み過ぎました〜(笑)

  7. こんばんは・・・セクシーショットはまだですか?(゚.☆)ばきっ!
    掛け米は美味しいですけど、ワラがチクチクしませんでした?f(^^;)
    ホントに最初はワラを束ねるのが難しかったですね。
    同僚に貰ったうちのワラも私の為に手で刈ってくれたものです。
    感謝いたしております。(笑)
    早く筋肉痛から抜けられますように・・・。m(__)m

  8. @akkyanさん、いらっしゃいませ♪
    あはは(^-^; 実は仕事が遅くなっちゃって、今さっき晩ご飯が終わった所なんですよー。
    なので、キャンドルナイトは大幅に遅刻ですが、
    何とか今日中にはお風呂に入って、キャンドルナイトしま〜す(笑)

    ワラ、というか、色んなものがチクチクでしたよ〜〜。
    蚋(ブヨ/ブト)にも、何ヶ所か刺されましたし、もうボロボロですぅ。
    でもね、楽しかったですよー。小学生みたいに、一つ一つが感心と感動の稲刈りでした (⌒-⌒)

    akkyanさんのご同僚が刈ってくださった稲ワラも、マルチングだったり亀のお飾りになったりと、とっても活躍なさってますよね〜。
    そういう事って、素敵! 日本人は昔から、稲の全てを使い尽くす技術を持っているんだもの。残して行きたいですよね、ずーっと。

  9. お疲れ様~!
    この稲の実入りのいいこと!豊作ですね。
    貴重な体験で、得るものも多い!
    私は田植えも稲刈りもしたことが無いけれど、何だかこの中腰スタイルを見てるだけでも筋肉痛になりそうです(笑)。

  10. @duckbillさん、いらっしゃいませ♪
    私ね、考えてみたら、
    こんなに稲穂をまじまじと見たのは初めてだったかもしれません(笑)
    私の名前のナオミの「オ」は、稲穂の「穂」なんですが、
    きっと両親は、こんな稲穂を思い描いて付けてくれたんでしょうね〜(⌒-⌒)

    稲を刈るのも時間がかかりましたが、この束を運ぶのが、大変でして (^-^;
    ほらぁ、私ったら、箸より重いものを持った事が無いお嬢様だし。(大嘘)
    ぎっくり腰にならなかったのが、不思議なぐらいでした(笑)