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瀬古商店の液肥を買ってみたですよ。

水耕ドーモ学園」の記事の時に、実はハイポネックスと迷いに迷った、水耕栽培専用液肥があります。
私自身は、2年間ハイポニカ、その後は大塚ハウス液肥を使っています。けれど、「試しにやってみたい」というかたには、ちょっと多すぎるでしょ?

結局、ホームセンターでも手に入りやすい「ハイポネックス」をお勧めしましたが、もう一つの候補はコレでした。「瀬古商店 家庭用水耕栽培肥料」です。

瀬古商店 家庭用水耕栽培肥料
小さいパッケージを買いました。かわいい。

ぱっと見た目は「ハイポニカかな?」というような感じ。2液式になってます。
ですが、この肥料は「水耕栽培基本肥料」と「鉄カルシウム入り肥料」の2液式なの。
ほら、どうしてもさ、ご家庭菜園だと薄めの配合で使うでしょ?窒素過多を気にして。
そうするとさ、鉄分やカルシウムとかの「微量栄養素不足」が気になってきません??

多分、水耕栽培で真っ先に育てたいのはトマトだと思うんですが、去年私はハイポニカを薄目で夏場に使っていて、大玉トマトが見事な尻腐れに悩まされましたからねぇ…。カルシウム不足恐怖症なんです、ちょっとね (^-^;

瀬古商店さんのホームページによると、そういった部分もフォローされた配分っぽい気がしたわけです。
実は、コメント時々を入れてくださってる「こたつがめさん」は、瀬古商店さん。この記事を見つけてくださると良いなぁ。

さて、成分表をハイポニカと比較してみました。どうでしょうか。

ハイポニカA液 瀬古商店基本肥料
全窒素 1.0% 1.6%
(アンモニア性窒素) 不明 0.5%
(硝酸性窒素 ) 不明 1.1%
水溶性燐酸 3.8% 2.8%
水溶性カリ 5.5% 4.2%
水溶性マグネシウム 1.0% 2.2%
水溶性マンガン 0.027% 0.01%
水溶性ほう素 0.055% 0.04%
不明 含有
亜鉛 不明 含有
モリブデン 不明 含有
ハイポニカB液 鉄カルシウム入り肥料
硝酸性窒素 3.0% 4.3%
水溶性カリ 3.9% 6.3%
不明 含有
カルシウム 不明 含有

わざわざアンモニア態窒素が入ってる…っていうのには、何か意味があるんでしょうかね?
詳しいかた、教えてプリーズ。全体的な窒素量が多いのは、そのせい何でしょうか。

追記:瀬古商店さんからお返事いただきました〜!!

土の場合と違って、水耕ではアンモニア態チッソは速攻で吸われます。
利点としては
・硝酸態チッソとの兼ね合いで、pHが安定する
・葉色が濃くしっかりとする
というのがありますが、欠点として
・吸収の際に根が酸素を欲しがるので、高温時に傷み易い
・多すぎると、KやCaの吸収を阻害する
と言われます。
ハイポニカさんは入れていらっしゃいませんね。

うちとしては、上記の利点を考えて、硝酸態チッソの10分の1くらい入れています。
暑さに弱いと言われますが、こたつがめは夏でも倍くらい濃い養液をあげていましたが、
大丈夫なようでしたので、この程度の量なら、欠点は気にしなくてもよいと思います。

なるほど。pHが安定する…というのは興味がありますねぇ。

ま、ハイポニカだって微量要素は入ってるけど表示してないだけなんでしょうけれど、書いてあると安心感がありますねぇ。(笑)

それと…これって、基本肥料だけでも育つのかなぁ?
イチゴやトマトの花芽分化が始まるまで…とかに使えそうな気がするんですけど。カリが足りなくなっちゃうのかしらねー?
イチゴなんかは、窒素が多いと、花芽では無くてランナーに化けてしまうんだそうですよ。そういう時にさ、どうなのかなぁ??

追記:こちらも瀬古さんからお答えが♡

鉄カル肥料無しだと鉄分がつらいのではないかと思いますが、
比率を変えるくらいなら、大丈夫でしょう。
知らないうちに、片方を多く入れてしまっていることもありますし。。。

ぐげー!!!!やってみたい!やってみたいぞうぅ。

ちなみに、瀬古商店さんって肥料メーカーさんなもんだから、「お好きな配合で液肥作ります」って書いてあったりするんだけど、それって、それって

オンデマンド液肥じゃん!(驚)

まぁ、私にはノウハウも知識も無いんで無理ですがね  (^-^;
窒素分は自分で追加できます!とかいう液肥セットとか、あると楽しいなぁー♡

まぁ、折角購入しましたんで、コレを育てようかと。

バナナピーマン。

毎度お馴染のバナナピーマンちゃん♪
去年もペットボトル栽培でしたので、今年もペットボトルでいっちゃいます。
はてなマークだらけの記事になっちゃったので、
是非ぜひ、こたつがめさん&瀬古商店の中の人からのコメント、お待ちしておりますよー(笑)

Posted on 2012年5月21日

みなさまからのコメント

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  1. 土でも水耕でも肥料って大事だからと一生懸命考えるんだけど、考えてるうちに頭がパンクしちゃうんですよね。
    特に土は、この土の中にどんな栄養分がどんな割合に入ってるんだろう?
    完熟堆肥を足したほうがいいのか?とか燐酸だけ入れたほうがいいのか?とかじぇんじぇん分かんないんだもん(ノω・、) ウゥ・・・

    水耕栽培用の肥料も種類が増えてきて、チョイスできるって魅力的ですよね♪

  2. 研究ありがとうございます
    ペットのごはんが、チワワ用とか種類ごとに出ていることに驚いてましたが、そのうちトマト用、アブラナ科用とか水耕ブームに乗って増えたりして・・・
    ヘタに種類が増えても、まとめてどーっとやりたいズボラ系には困ってしまいますが。
    イチゴだけ別扱いというだけでも、濃度間違いしょっちゅうやってるし(-_-;)
    コストがお安くて、作るの簡単で、そこそこ何でも育つという液肥がどんどん開発されますように(〃’∇’〃)ゝエヘヘ

  3. はじめまして。
    いつも楽しくブログ読ませてもらっています。
    今日のアンモニア態チッソの話感動しました!
    私は以前農家でバイトしてたんですけどアンモニア無しの畑を見ながら、
    なんだかなーなんだかなーともやもやしていたんです。
    常々アンモニアにも何か良い働きがあるのではと疑問で。
    ほんとすっきりしました!

  4. @FOXさん、いらっしゃいませ♪
    確かにパンクしちゃう。(笑)
    人間に必要な栄養もそうですけど、1つだけ増やせば良いってものじゃ無いんだろうし、
    結局は色々考えても、「自分流」ってのは難しいんだよねー(^-^;

    土はねぇ…ホント、わかんないですねぇ(笑)
    大体、「今何が効いてる」ってのも解んないし、自家製ボカシなんて、どれぐらいのNPKなのかも解んないし。(爆)
    経験則…っていうのが大事なんだろうけど、夏野菜は1年に1回だもんねー(^-^;
    5回試すのに5年掛かるもんなぁ。

    水耕液肥も「選べる」時代がくるとイイよね〜♪

    @いずみさん、いらっしゃいませ♪
    確かに、色んな濃度の液肥とかって、作っておいても間違えるよね(笑)
    私もそう。イチゴ用の「薄目」をブロッコリーに使ってたりしてたしぃ〜(^-^;

    土栽培の時って、野菜の状態を見て、追肥とかするでしょ?
    水耕栽培だと、ずーっと同じ濃度でもOK!っての、疑問に思いません??
    私だけかなぁ(笑)
    きっと色んなタイミングで、必要な要素が本当は変わってる気がするのよ。

    なーんて。良く分かってないんですけどね r(^ω^*)))

  5. 思考停止して一液式に逃げてるVegeLogです、こんばんは(。-_-。)
    でもメネデールとかALAとか、肥料以外の添加剤はちょっと好きです。

  6. @ありさん、いらっしゃいませ♪
    はじめまして〜(⌒-⌒) コメントどうもありがとう!!

    農家さんで働いていらっしゃったのね!
    きっと大変なんだ…とは思うけれど……、楽しそうだなぁー(笑)

    アンモニア態窒素は、水耕栽培の液肥では殆ど使われていないようですが、以前、プランター用の液肥(アンモニア態窒素の入ってるペンタガーデン)を少し混ぜて使っていた事があったの。
    その時ね、すんごく良く育ったの。(笑)

    >>常々アンモニアにも何か良い働きがあるのではと疑問で。
    なるほどねー。考えてみれば、アンモニア態窒素そのものの効果って、あんまり聞かないですもんね。意味のない栄養素…ってのはおかしいですよね、栄養なんだもん。(笑)

    アンモニア態窒素を上手く使えば、緑の濃い、たくましい水耕レタスなんかも出来るのかなぁ?と思ったりもしました。

    だけど何よりも、スッキリをお手伝いできたようで、良かったっス!r(^ω^*)))

  7. @Talosさん、いらっしゃいませ♪
    あはは、Talosさんったら、チャーミング((((*´ー`) 笑

    添加物好きって、すんごーーーい解ります!!
    私ね、微量要素欲しさに、ハイポニカのときはミリオンハイフレッシュ(珪酸塩白土)とか入れてましたもん。(爆)

    海外の液肥とかって、成育ステージで変える…とか、元気の無いときの活力剤とか、開花促進剤とか、色々あって楽しそうなんですよねぇ…
    国産でそういうのって、無いですよねぇ。何でだろ??

    ま、あったからとて、使いこなせる自信は無いですが。(^-^;

  8. @yaefit1500さん、いらっしゃいませ♪
    >>すごーい、Naomiさん、いつのまに液肥研究家になってるー!
    なってなーーーい!(爆)

    けど、たまには
    浮気もしたいお年ごろなのよん。(笑)

  9. まいど~です♪
    ・・・全くもって、意味不明な言葉が並んどりまするな(^^ゞ
    ちょっと勉強し過ぎちゃう!? 同じ家庭サイエンナ~として、何も考えてへん自分が・・・恥ずかしい~がな!!(笑)
    ウチの水耕も、なんとかいけてるようです。
    「微粉ハイポ」を最初の一回だけで、あとは今んとこ“水”のみ。(笑)
    難しい話はさっぱりやけど・・・「イチゴなんかは、窒素が多いと、花芽では無くてランナーに化けてしまうんだそうですよ。」・・・マジ!?
    ウチのは、これにスッポリ、ハマってるんですよぉ。
    「微粉ハイポ」やっときゃいいんかなぁ!?

  10. @kasugai90さん、いらっしゃいませ♪
    うん。そんな感じで「葉物野菜用」とか「実物野菜用」とか、
    自分でバランス取れると面白いですよねー。

    なんで日本の水耕液肥って画一的なんでしょうねぇ??
    色々と選べると楽しいですよネ (⌒-⌒)

    @あきらさん、まいど〜♪
    家庭サイエンナ〜!!(爆)良いね、名刺に書きたい。(笑)

    私も土栽培とか畑のときは、なーーんにも考えてないですよ (^-^;
    そんだけ土って凄いってことだよね、と改めて思いました。
    あきらさんの水耕野菜、イケてるのねー!よかった♡

    >>「微粉ハイポ」を最初の一回だけで、あとは今んとこ“水”のみ。(笑)
    うんうん、そんな感じで大丈夫だよー!
    葉色が黄色くなったり、育ちが遅く感じてきたら、液肥を入れてあげれば良いよ。
    才能あるんとちゃう?(笑)

    イチゴはね、育つ環境に敏感みたいですよ。
    花房よりもランナーのほうが多く出ているならば窒素過多かもしれないね…。
    元肥がちと多かったのかしらねぇ??
    プランターから窒素を抜くのは難しいんで、ランナーが出たらガンガン切って、葉掻きもマメに…っていう感じじゃダメかなぁ?
    今、追肥は逆効果かもしれないですよ、もしかすると。

  11. こんにちは、ご紹介いただいた瀬古商店です。肥料の話しでこんなに盛り上がっていただいて、感動しています!
    ところで、施設や植物工場でいろいろと組成をいじってきましたが、肥料の面から葉色や葉質、育ち方に直結するのはチッソのアンモニア態と硝酸態の比率と、濃度(EC)、というのが実感です。組成は吸収にある程度あわせないとpHが激しく変動したりするので、野菜ごとに調節していましたが、どうやって選別するのかはわかりませんが、植物は自分の欲しい要素を選択的に吸収していくんです。そのひとつの証拠はpHの変動ですし、実際に栽培途中や終了後の培養液の分析をして確かめています。せっかく「オンデマンド液肥」の紹介までしていただいたので、「野菜ごと、季節ごとに細かく組成を変えたほうがいいですよ」と煽ったほうが営業になるのかもしれませんが、実態はそうですので、家庭菜園でしたら今うちで出している商品や、大塚さんのA処方でほぼ間に合うと思います。

  12. @瀬古商店さん、コメントありがとうございます!!

    >> 肥料の面から葉色や葉質、育ち方に直結するのはチッソのアンモニア態と
    >> 硝酸態の比率と、濃度(EC)、というのが実感です。
    なるほど。アンモニア態窒素と硝酸態窒素の比率ですかー。
    私、ハイポニカから大塚ハウスに切り替えたときに、EC値は同じにしていても、大塚ハウスのほうが逞しく育つ(緑が濃い)印象があったのですが、もしかしたら、窒素の比率の問題かしら?

    >> 植物は自分の欲しい要素を選択的に吸収していくんです。
    pHの変動は、そういうことでしたか〜!選択的に…という事は、全てが潤沢に揃っている環境がベスト、という事ですね。なるほどー。

    >> せっかく「オンデマンド液肥」の紹介までしていただいたので、
    >> 「野菜ごと、季節ごとに細かく組成を変えたほうがいいですよ」と
    >> 煽ったほうが営業になるのかもしれませんが、
    (爆)あはは (^-^; 瀬古さん、真面目でいらっしゃる!(笑)

    「自分流」の液肥を作るには、もうちょっとお勉強が必要ですね。
    私、ECメーターを買ったときに、EC値とpHの関係を少し勉強したのですが、実際の栽培には全く活用できておりませんで(笑)
    今年は少し、丁寧に計測して、植物の要求に耳を傾けてみようかな、と思います。

    お返事、大変参考になりました。ありがとうございますm(_ _)m
    協和さんや大塚さんからは、こんなステキなサポートは受けられません!(笑)

    今後ともどうぞ、よろしくお願いいたします!!

  13. 肥料って・・使い方?謎が多いですよね
    水耕に限らず、永田農法なんてのがとても謎が多かった
    まるで肥料成分がない土を使いまわして、NPKだけの液肥で育てる?
    ほんじゃ微量成分ってなんなの?ってずっと理解できないままだしw

    水耕で使う肥料で市販品というと、ハイポネックス微粉ですが、これだってKがやたら多い?
    なんで他の肥料とバランスが違うのに、これでいいの?って思うし
    時々水だけで育っていたりするのを見ると、結構いけそうじゃん、とかw

    自分好みの配合で、って言ってもいろんな作物作るとそれも無理ですよね
    ま、勝手に実ものはハイポネックス入れたり、葉物は尿素を説いて入れたりしてますが、いけないのかな?

    それにしても内容も素晴らしいけど、アニメもまたすんごいです
    そんけ~い

  14. @葉っぱさん、いらっしゃいませ♪
    水耕栽培向きの液肥の場合は、土が無い環境では不足してしまう養分が補われているんだと思います。
    >> なんで他の肥料とバランスが違うのに、これでいいの?って思うし
    逆に同じバランスだと、色々と足りなくなっちゃうんでしょうね。わかんないけど (^-^;
    水耕栽培肥料は、全体的にKは多めかなぁ?
    普通じゃない環境だから、根っこを丈夫にしよう…というコンセプトなんでしょうかねぇ。

    >>ま、勝手に実ものはハイポネックス入れたり、
    >> 葉物は尿素を説いて入れたりしてますが、いけないのかな?

    ワタシも、添加物好きー。(笑)
    にがりを入れたりしてるかたもいらしゃいますよね。(⌒-⌒)

    永田農法は…わたしも不思議。水耕ではこんなに微量要素に注目するのに、
    永田では使わない……ってのが。
    もしかすると、日向土って、微量要素が豊富なのかなぁ??

    >> アニメもまたすんごいです
    みなさん、変なところに反応なさっていて、赤面です。(爆)

  15. あ、アイコンが変わってる!絵心あってすごく素敵ですね♪
    瀬古商店さん、気になってました。コスパの関係で見送っちゃったのですが。肥料とか色々考える事があって、難しいですねえ…。

    今回ラディッシュを、8-8-8の化成肥料10粒+大塚5号の底面吸水メインで育てたんですよ。
    1個収穫できた子は無事に、丸く美味しくガッシリ育ったんですが、葉っぱが他でみるのに比べ小さめで、原因不明ですが最後の伸びが鈍かったです。
    水遣りは楽だけど藻ができにくいし、土耕に近くて窒素過多もクリアできないかな?と思って、今度葉物なんかでも似た方法で試してみたいと思ってます。

    水耕は水遣り少なくて助かるんですけど、どうにも藻が苦手で…。

  16. @ハーバルさん、いらっしゃいませ♪
    アイコン、イイでしょ♡ イラストレーターさんに書いて頂いたのよん。

    瀬古商店さん、やっぱり気になっていらっしゃいましたか。(笑)
    お得な大容量で買っちゃうと、なかなか他の液肥を使うのって難しいですけど、
    「たまには別のものを」と思っちゃったのよねー (^-^;

    土を使うならば、有機液肥なんかも使えるのかなぁ?
    葉物は有機液肥のほうが美味しそうな気がするんだけど、液肥、腐っちゃうかな。(笑)
    >> 水耕は水遣り少なくて助かるんですけど、どうにも藻が苦手で…。
    藻ねー。プラコップ栽培で液肥に日光が当たる場合は、どうしても出てきちゃいますよね。
    「すくすく水耕栽培」さん方式で、手ごろな板をフタにして
    沢山のプラコップ等の穴を空けるのはダメ?
    遮光すれば藻はでてこないと思いますよ〜 (⌒-⌒)