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お雛様、ごめん。

3日の雛祭りは、こちらでは雪が降ってとても寒かったから、何となく明るい気分になりたくて、40年以上しまったままだった豆雛を全員出してみました。
お内裏さまとお雛さまは、時々出していたりしていたのですが、全部出すのは私が子供の時以来かもしれないな。
母が喜ぶかなーと思って並べてみたけど、想定外の薄い反応に、ふと思い出した。
そうだ。雛人形を母が飾ってくれたこと、無いかもしれない。
父と一緒に並べていたことは覚えてるけど、母とお雛さまの記憶があまり無い。当時、理髪店を営んでいた母は、朝から晩まで忙しかったから、こういう季節のイベントの蚊帳の外だったのかもしれないな。
それはさておき。

60年前の小さなお雛さま、かなり汚れております!小さい頃、チョコレートで汚れた手で触ってんでしょうね。
お手入れを怠っていたから、髪の毛もボッサボサ、寝癖も酷い有り様。
どう見ても幸せな風景には見えませんわ。

三人官女も、急にコール入って起こされて不機嫌、って感じです。有り難みの微塵も無い風情。
私、幸せな結婚が出来たのに。
お雛様、ごめんなさい。こんなに酷い姿になってたなんて。
これはいくら何でも可哀想に思えて、確定申告の終わった昨日、少し手を入れてみました。
見て。どう?見違えるっしょ。

高級な由緒あるお雛さまにはこんなこと出来ないと思いますが、私がもう要らない、って言ったらあとは処分するだけのお雛さまですから、だったらDIYでお直ししよう、と思いましてね。
人形のボサボサ髪は柔軟剤で直す、というふんわりした情報(柔軟剤だけに)を得まして、やってみました。30倍ぐらいに薄めた洗濯用柔軟剤を豚毛の歯ブラシで髪の毛に塗布し、髪の流れは化粧用品の眉毛ブラシで整えました。


抜け毛が多かったけれど、まぁどうせチリチリになった毛は要らないので根元からカットしてとかしつけると、思ってた以上に奇麗に仕上がったりして。
お内裏さまとお雛さまも、一先ず、取っ組み合いの夫婦喧嘩は収まり、落ち着かれたご様子。
良かったです!にっこり。

しまう時に無理に寝させなければ、髪はボサボサにならないのかもしれないな。
いつもは和紙で髪と顔を覆うようにして数人づつ纏めて小さな箱にしまっていたけど、これからはそのまま箱に入れてみよう。
絡まないように、一人一人、仕切りのある箱が良いかもしれない。
実はこの豆雛、ガラスのケースにきちんと並ぶように設計されているのですが、ケース自体がもう崩壊寸前。仕舞うにしろ飾るにしろ、新しいやり方で行こう、これからは。

仕事してない五人囃子がいた。
笛、無くしたんか…。
並べなかったお膳などの備品も相当傷んでいたし、来年は雛壇もDIYしてみようかな。
笛も作ってあげよう。
というわけで、この続きは、また来年。
Posted on 2025年3月7日
みなさまからのコメント
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昭和のこうした物。
大事にしていきたいのですが・・・
平成や令和の物に比べると、ちょっと地味な感じですよね~
ポチ、っと!
kasugai90さん、いらっしゃいませ♪ コメントありがとうございます (*^-^*)
今どきのお雛様は、ぱっちりしたお目々で顎がすっきりしてて、小さな子供が恐がらない感じなんだそうですよ。昭和の私たちの頃は、こういう丸いお顔で、細い目のお雛様が多かったようですね。
少しずつ手直しして、来年はババーンと飾れるようにしようと思います!
取っ組み合いの夫婦喧嘩に、完全寝起きの三人官女・・・。(笑)
いや申し訳ないですけど、笑わせていただきました。(汗)
でもキレイになって良かったですね。(^-^)
ご自分で手を入れるとさらに情が湧いたりして。。。f(^^;)
akkyanさん、いらっしゃいませ♪ コメントありがとうございます (*^-^*)
実は他にも、激務で円形脱毛症の右大臣などもおります。笑
少し手を入れるだけでも見違えるようになるもんですね、私も嬉しくなりました!
丁寧に仕舞って、また来年も楽しもうと思っています。