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よくがんばった。
ゴールデンウイークから2週間経ちますが、その間、色んな人の出入りがあって母の社会性の扉が無理やりこじ開けられたのかもしれませんが、一気に認知レベルが改善されつつあります。びっくり。
まず、時間の見当識が完全に戻ってきております。曜日は時々間違えるけど、ちゃんと時計も読めるようになって。日常生活では問題ないレベル。朝なのか夜なのかが分からずに、昼寝の後に顔を洗っていた状態から、良くぞここまで回復したもんだ。
お風呂も見守りはするけど、一人で入れるようになってきています。今までやってきた事がまた出来るようになった事で自信が持てたようで、食器洗いや洗濯物の片づけ・庭仕事は、日常的にするようになりました。たまに料理も手伝ってくれます。ほぼ、入院前の状態です。
夜間の疼痛も、痛みがあっても騒がずに一人で痛み止めの塗り薬を塗ったりしてくれています。
「騒がずに眠る」ことを意識的にやっているそうです。そういう事をちゃんと考えられるようになったという事です。
人を気づかうところまで母は戻ってきました。私も母もダンナ君も良く頑張ったと思う。
体力も徐々にアップしてきていて、ゴールデンウイークの頃はまだシルバーカーで歩くのがやっとだったのに、最近では、部屋の中ならば、補助無しで歩けています。補助が無ければ、歩くだけでも体幹の筋肉を使うので、良いリハビリになります。
すごくないですか?いやデイサービスの職員さんや訪問看護士さんもこんなに早く回復するなんて!と驚かれています。
結局は、認知症が酷くなったという訳ではなく、入院のストレスによるせん妄と廃用症候群だった、という話ですわ。
実は退院の日程が決まった時、病院の相談員さんに「施設じゃなくてご自宅で本当にいいんですか?」みたいな事を言われていたのです。
実際私も何度も施設に入所を申し込もうと思ったけど、こうも回復するものなんだなぁ…。
けど、大変だった。
廃用症候群もせん妄も、本当に手ごわかった。完全に認知症だと思ってた。素人にはわからんですわ。
念のため精神科の先生にMRIも撮っていただき、脳の萎縮度合いも確認してもらいましたが、やはり86歳年齢相応の状態だそう。
「86歳にもなれば多かれ少なかれ皆、認知症。ま、そういう程度ですね。診断書は書けますけど、もし書いても要介護3なら、現状ではそれ以上のアップは見込めないよ。」とのことです。
そっかー。そりゃそうだ、このままだと要介護すら外されかねない状態だもん。
いざそうなったらまた先生に相談する事にして、今回は認知症の診断書は見送りました。
「自分は認知症」と思ってしまうと、悪影響も出そうですしね。
バイタルも安定しているので、この調子をキープして、次の入院までをできるだけ引き伸ばせたら良いなー。
さてさて。夏野菜はぼちぼちと庭に定植をしておりますが、やっぱりというか、トマト苗が余ってしまうんですよ。
もっと小さいうちに取捨選択していけばいいものを。育ててしまうから捨てられなくなるんですよねぇ…。
今年は介護で手いっぱいだから、水耕はやらないなんて豪語していたのに、母の状態も落ち着いてるし、やっぱり水耕のトマトも捨てがたいのよねーという事で、どこか場所を作って、サンマルツァーノとクオールディブエを水耕栽培する事にします。
水耕の容器は引っ越しの時に処分してしまったので、工作もしなくちゃいけません。
忙しくなりそうです。
昨日は母の心不全の定期受診日だったのですが、病院までの途中にある大きな公園、「清水(しみず)公園」に気晴らしに立ち寄りました。
(介護タクシーのドライバーさんともだいぶ打ち解けてきて、こういうわがままも言えるようになってきました。)
母は車イスだったので、公園の未舗装の道でお尻が痛かったらしいけど、そしたら歩けば良かったじゃん…。
次に外出する時は、杖も持っていこう。
清水公園はフィールドアスレチックや桜の名所として地元では有名なのですが、花をテーマにしたエリア「花ファンタジア」ってのが出来ていました。子供がいないから清水公園なんて何十年ぶりだったけれど、諸々整備されてきれいになった印象。
花ファンタジアの象徴的な温室は、残念ながら運営をやめてしまったようだけど、近くにこんなウォーキングに最適な公園があるのは嬉しい。
わざわざ電車に乗って新宿御苑に行ったりしてたけど、ここでも良いかも。
清水公園は、暮らしのスパイスになってくれそうです。
今週からいよいよ千葉県民。
心身の疲れを癒して、早く自分の生活ペースを落ち着かせないとね。
Posted on 2023年5月17日
みなさまからのコメント
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Naomiさん、こんにちは。
お母さまの回復パワーにびっくりです。”「騒がずに眠る」ことを意識的にやっている”、これ完璧ではないですか?!周囲を気配りできるゆとりができた、症状が重かった時、お母さまご本人もつらかったでしょう。だからこそ、できることが増えるに優る良薬はないんですね。以前の自分を取り戻せる自信と喜びが一層お母さまの回復を後押しするでしょう。素晴らしい。廃用症候群、せん妄、こちらのブログで勉強しました。認知症と一括りにしてはいけないんだとこの記事読んで思うものの、これ本当にわからないですよね。・・・施設にお願いするのが最善と思っても無理ないだろうし。。だからこそNaomiさんご夫婦、お母さまそれぞれの頑張りに敬意をもってもう一度「素晴らしい!」。
素敵な公園が近くにあるのですね。お花が鮮やかなこの季節、気分が明るくなってお母さまの体調改善を後押ししてくれるように見えます。
あ。でもちょっと暑くなるのが早すぎる気候なので、熱中症にはご注意ください。
いまねえさん、いらっしゃいませ♪ コメントありがとうございます (*^-^*)
この記事を書いたばかりなのに、夕べは膝が痛くてトイレに立ち上がるのが難しく、何度か起こされましたが(笑)「ごめんねぇ〜」と気遣う態度もあったので、まぁよしとします (^-^;;
>> できることが増えるに優る良薬はないんですね。
これは本当にそう思います。デイに行って「昨日は庭の草をとったの」「サツマイモを煮たのよ」と話題があれば、周りと繋がる気持ちも湧いてくるけど、何も話せる事がないとつまらないでしょうしね。
>> 認知症と一括りにしてはいけないんだとこの記事読んで思うものの、これ本当にわからないですよね。
認知症に関しては、素人が判断するのは難しいですよね。私も看護師さんに「戻ると思います」って言われなければ認知症が悪化したと思い込んだと思います。
世の中の情報って、不安を煽るものが多く悪い方に考えがちだけど、認知症という訳では無くても、高齢者は不安定な脳であるということを知っておくと、あまり慌てずにすむかもしれませんね。少し眠さでぼーっとするだけでもトンチンカンな事を口走ったりしますしね。
あとは、長く付きあえるプロフェッショナルを何人かつくる、といのもポイントかもしれないですね。ちょっとした助言が案外大事だなーと、最近とても感じます。
私たち決して素晴らしくは無いんですが(^-^;; 、サポートしてくれるプロに恵まれていると思います。ラッキーでした。
この公園は、木々の中を散歩できる道もあるので、私たち夫婦の夏の運動不足にも役に立つかもしれません。田舎って歩かないから、マジ太って困ります…。
母の状態が良くなって、ゆとりが持てるようになって来ましたね~
また園芸も、頑張ってください。
ポチ、っと!
kasugai90さん、いらっしゃいませ♫ コメントありがとうございます (*^-^*)
ゆとり出てきたの、わかりますぅ? (*´꒳`*) そうなんですよー。
介護以外の事に費やす時間も、少しづつですが出来てきました。
折角庭があるんだもん、色々やらないと損ですよねー、頑張ります!
あはは~なんか読んでて嬉しくなりました。(^o^)b
自分で痛みへの対処も出来るなんてねえ。。。/(゚o゚)ゝ
何がスイッチになったんでしょうねえ。
やっぱり娘さんの頑張りと安心感じゃないでしょうか。
ちょっと前までは大丈夫だろうかと心配でしたけど。。。(汗)
ホントによく頑張りましたね。m(__)m
清水公園・・・良い所みたいですねえ。
カメラ持って行ったら楽しそうですね。f(^^;)
いやいやホントに良かったですね。\(^o^)/
akkyanさん、いらっしゃいませ♪ コメントありがとうございます (*^-^*)
デイサービスのリハビリで、自分でできる簡単なストレッチを教えてくださっているんですが、最近は自発的にやるようになってきてるんです。
>> やっぱり娘さんの頑張りと安心感じゃないでしょうか。
そう言っていただけると嬉しいけれど、実際は、色んな事に慣れてきた、というのが大きいような気がします。もちろん、私たちの同居についてもそうでしょうけれど、デイサービスや訪問看護、夜よく寝るために昼寝は最小限、などなど、これまではどっちかっていうと苦痛だったのかもしれないです。慣れたら良い具合になってきたんじゃないかなぁ。
清水公園は、良いカメラを持った方が沢山いらっしゃいましたよ!
私もここでカメラリハビリしてみようかなーって思いました (^-^)