• 勉強部屋

グッときた園芸書

今年は園芸書の種類が豊富ですねー。
去年の今ごろ、ガーデニングについて何も知らなかった私。
紀伊国屋やジュンク堂、大手の書店を回って探し回っていた時には、こんなに無かったけどなー。今年はベランダでのコンテナ栽培をターゲットにした家庭菜園の本も多いし、選びたい放題ですねぇ。

近所の小さな本屋さんにも「園芸コーナー」が出来てまして。あらやだ、何か買っちゃおう、と物色。トマトがいっぱい載ってるのも良いなぁ、変わり野菜もキレイだなー、どれにしよう?と散々悩んだ揚げ句に

「畑仕事の十二カ月」久保田豊和 著

暦に学ぶ野菜づくりの知恵 畑仕事の十二カ月」という本。
ノンカラー、ノンphoto。読み物です。
昔から脈々と各地に伝わる農事暦や二十四節気を軸に、野菜作りのコツが紹介されています。月や太陽のリズムを重んじるシュタイナーのバイオダイナミック農法なんかにも通ずるところがありますねぇ。難しい園芸用語は出てこないので、初心者にもすんごく分かりやすい。1年間の作業ごよみが、優しい文章で書かれています。

ちょっとだけ中身。
ちょっとだけ中身。

5月には八十八夜があります。夏も近づく八十八夜。立春から数えて88日目のこの日は、昔から農事の大切な節目なんだそうです。そのすぐ後には立夏(りっか)。「蛙始めて鳴く」「ミミズ出る」と、夏に向けての様子が続いていきます。
今年は天候不順で定植や種まきのタイミングが難しかったけれど、昔の人は色んなタイミングを自然界から教えてもらっていたんですねー。
「中間地は何月上旬までに種まき」なんて考えるより、そっちのほうが自然だよね。

オクラやニガウリは、藤の花が咲いたら種まきする。
朝顔が咲いたら、キャベツやブロッコリーの種を蒔く。

そんな風に、自分の小さな庭と周りの大きな自然を繋げられたら、とても楽しい。
もっと慌てずに、ゆったりと野菜栽培を楽しめるような気がします。

この本を買ったらば、可愛らしいレジのお姉さんが、

小松菜とコスモスの種。
小松菜とコスモスの種。

ニコニコしながら「良かったらどうぞ」と、種をくださいました。
NHK出版「趣味の園芸」の販促グッズですねぇ(笑)嬉しいお土産です。
あ、、次は「趣味の園芸」を買うことにしますよ、どうもありがとう。

ちょうど小松菜、無かったのですよ。

みなさまからのコメント

コメントフォームへ

  1. なんか、ほんわかした雰囲気のいやされそうなご本ですね~。
    ここのところモチベーションがあがらず、ちょっとイライラ気味だったので
    私も読んでみよっかな~。

    あっ、遅くれちゃったけど、シンディ-スィート開花おめでとう!

  2. @nyuさん、開花を祝ってくれてありがとう(=^_^=)
    後は美味しい実が生ってくれるのを祈るばかりです。
    去年の夏は、ミニトマト1個しか生らなかったの(笑)
    だから、今年こそは!って感じです。

    この本、まさにそういう時にお勧めですよ〜。
    やる事が一杯あるのに、出来てないから焦っちゃうーとかね、
    ぐっと気持ちが落ち着く園芸書ですよ。

    もし本屋さんで見かけたら、ちょっと覗いてみると良いかもしれませんよ〜 (^_-)-☆

  3. 素敵な本の紹介ありがとうございます。
    私 本って大好きなんですよ。
    本屋さん行ってみますね。 

  4. @mokaさん、いらっしゃいませ〜o(^-^)o
    本、お好きなんですか!
    私なんぞ、活字は睡眠誘導剤なのですが(笑)
    この本は、しっかり読めました。

    mokaさんのお眼鏡にかなうかどうか分かりませんが、なかなか良い本だと思いました。園芸書には珍しく「播種」とか「摘心」とか出てこない、優しい雰囲気の本ですよ。mokaさん、ナチュラルなガーデニングがお好きだから、この本もお好きかも (=^_^=)