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裁縫箱ジプシー、終わる。

もう何年もの間、自分の裁縫箱が定まらなくて、ジプシー状態でした。

元々使っていたのは、結婚祝いに、まだ幼かった姪っ子が浅草で選んでくれた純和風の裁縫箱。ありがとう姪っ子、だけどねゴメンよ姪っ子、これ大きくて邪魔なの。おまけに大きい割にはあんまり入らない。ちょっとお直ししたい時にささっと出す、という感じじゃなくて使い勝手が悪かったんです。

右が今までの裁縫箱。左が今回買ったもの。

母と同居するようになって、このブログを以前からご存知の方にはお馴染ですが、一緒にいる時間があまり得意では無いものがから、何とかして逃避しようと試みた結果、「何かしらの手仕事をする」のが一番心落ち着くという結論を得ました。それゆえに今まで以上に手芸に没頭しているのですが、いかんせん、裁縫箱が落ち着かなかった。出番の多い裁縫箱が落ち着かないと、気持ちも落ち着かない。

たまたまネットで、無印良品のスチールのツールボックスが裁縫箱に良いよ!という記事を見つけまして。こういった感じの昔から良くある工具箱ですが、白だからすごくかわいい。

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ただね、スチールだから当然重いよね。可愛いけど重いのは嫌だなぁ、と思っていたんです。その後も通販や手芸屋さんで物色するも、これといって響くものが無くて、最近までああでもないこうでもないと模索しておりました。

その中で気付いたのは、裁縫箱に裁ち鋏を入れるか否かで、考え方が180度変わる、ということよ。

裁ち鋏って、裁縫道具の中で一番大きい。これをしまうか否かで、裁縫箱の方向性が決まる。入れる場合は、裁縫箱一つで服が縫えてしまうように沢山のグッズを入れたくなる。マチ針の数も沢山必要だし、メジャーや型紙を写すルレットも入れたくなっちゃう。しつけ糸も沢山必要。

でも裁ち鋏を入れない場合は、手縫い用品だけに絞れるから、とてもコンパクトになる。
つまり、一口に裁縫箱って言っても、その用途は全然違うわけで、私はそこが定まっていなかった。

考えてみれば、型紙を引いて布に写してミシンを出して…っていうお裁縫は、私の場合、年に数回しかないのだから、お裁縫箱の中身は手縫い用品だけでいいんじゃないの?

先ほどの白い無印良品のツールボックスはシリーズになっていて、色んな大きさがあることを知り、小さい「スチール工具箱1」というのが、手縫い用品だけならばサイズ的に取り回しが良さそうだと思い至ったわけです。

さらに調べると、実はこの無印良品のツールボックスはTOYOスチールのOEMで、なおかつ、TRUSCO(トラスコ)と同一サイズで色違いが揃うんですって(参考:https://tezlog.net/toolbox-toyosteel-trusco/)。

長辺20cmほどの大きさのスチール製の工具箱。

何を言っているか分からないかもしれませんが、要は、この形のツールボックスは、無印の白いやつもTRUSCOも、東洋スチールも、サイズは一緒ということよ。これは面白いと思って、1つ買いました。TRUSCOのマットブラック。Amazonで1,009円でした。TOYOスチールブランドは1,700円前後なので、ちょっとTRUSCOのほうがお安いですが、各社それぞれ色が違うので、好みで揃えるのも面白いかもしれません。TRUSCOほ蓋にはロゴの刻印があります。

これに裁縫セットを入れるのだけど、良く使うものを厳選しました。今まではミシン用品やらも一緒くたにしていたから雑然と物が多かったけど、普段良く使う手縫い用品だけを収納して、気軽に使えるようにしたい。

というわけで、入れたものはこんな感じです。左から、
ぬいぐるみ用の長い針セット、セルフ針の予備、マグネット式物差し、針刺し、ニッパー、目打ち、紐通し、指ぬき、糸切りばさみ、チャコペン、しつけ糸、クラフト鋏、カラー糸、手縫い糸、など。

手縫い用品のみを入れます。針刺しが乗ってるのは手製のトレイ。

入れ物がスチールなので、鋏なんかは蓋に磁石でとめるという手もあるんだけど、蓋の上にスマホを乗せたりしがちなので、それは却下。その代わりに、厚紙で仕切りとトレイを作って、2段収納ができるようにしてみました。

いかがでしょう、なんかぴったりじゃない?

長いものを入れる仕切りと、下段。

思った以上に使い勝手が良く、2段収納も良い感じです。
今はただの厚紙トレイなのでちょっと耐久性に欠けるから、これで行けるようであれば、カルトナージュ用のしっかりした紙(カルトン)で作り直そうと思います。

上段トレイを重ねるとこんな感じ。

洗濯物を畳んでる時に気付いたほつれを直したり、仕事をしてる振りして小さな縫い物をしたりするときに、ささっと出せてすごく良い。お裁縫箱は小さい方が使い勝手が良いと思いました。早くこうすれば良かったよ。

TOYOスチールの赤も買いました。

そして調子に乗って、TOYOスチールの赤も買ってしまいました。この写真では派手な色に写ってしまいましたが、もうちょっと落ち着いた奇麗な赤です。こちらは艶があるのでレトロな工具箱っぽいポップさ。TRUSCOとTOYOスチール、サイズはやはり同じみたいで、蓋の凹みも同じだから、重ねられるようになってます。
こちらにはクラフト用品を入れる予定です。色違いで他にも揃えようかと思っています。

長年の悩みが解消されてすっきりしました。

ちなみにこの記事のカテゴリーの「ローガン手芸部」のローガンは“老眼”のことです。
良い裁縫箱もできたので、しょぼしょぼ老眼に負けず、これからもちくちく頑張ります。

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Posted on 2024年12月11日

みなさまからのコメント

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  1. 純和風の裁縫箱、カッコいい!!o(^o^)/
    だって・・・うちの裁縫箱は何の変哲もない白いタッパですもん・・・。(涙)
    それも一杯に入ってるから、蓋がなかなか閉まらない。。。(笑)
    確かにハサミも入っていますが。。。f(^^;)

    んなもんで、カミさんにもっと大きな箱は無いの?と言ってましたが、
    なるほど小分けにするのも有りかも。。。
    ただ小分けにするとどっちに入れてるか判らなくなりそうな気も。。。(涙)

    大きな裁縫箱だと何でも突っ込んじゃうからそれはそれで探すのは大変です。
    Naomiさんみたいにきれいに整頓できれば良いんでしょうけどねえ。。。(激涙)

    でもおかげで検討する選択肢が増えました。d(^o^)

    • akkyanさん、いらっしゃいませ♪ コメントありがとうございます (*^-^*)

      懐かしい裁縫箱ですよねー!ちなみに母は、私が小学生の時に学校で使っていた、プラスチックの裁縫箱を今でも使っています(笑)

      実は私も100均の透明なペンケースも使っていたんですが、軽いもんだから、布や服を雑にバサーッと広げた時にすっ飛ばしたり落したり。やっぱりある程度の重さがあった方が良いな、と思った次第です。小分けにするときは、使う場面で分けると良いみたいですよ!

      私も整頓下手なんです。だから、楽しんで気持ちよく仕舞えるツールボックスが良いですよね。お裁縫箱も、仕切りが動かせるとか増やせるとか、そういうのがあると良いのにねぇ…。

  2. ミシン。
    最近、使う人が少ないですね~
    裁縫道具を入れる箱も・・・
    針と糸ぐらいしかない家も、多いようです。

    ポチ、っと!

    • kasugai90さん、いらっしゃいませ♪ コメントありがとうございます (*^-^*)

      ミシンはよほど手芸好きか、幼稚園や小学校のお子さんがいて、通園グッズなんかを作らなくちゃいけない、とか、そういう人しかやらないかもしれませんねぇ。
      裁縫箱も、持っていない人も多いかも。
      例えばウエストがゴムのパンツとか、昔はゴムを入れ替えられたけど、今は入れ替えられないものが多いですし、お洋服をお直ししてまで長く着ることも無いのでしょうね。
      寂しい限りです。

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