トマトのポット上げ

昨日2月19日は二十四節気の「雨水」でした。
凍えるような寒い日と春の陽気と、入れ替わり立ち替わりやってきて予定が立て辛いですが、昔から雨水の頃には、農作業の準備を始めると言うらしいですよ。
ほら。葉ダイコンも苔立ちしちゃったもん、冬もほぼお終いですよ、きっと。

さて。こうなると、新しい葉物をガンガン蒔きたくなりますが、ちょっと待て。その前に地味な仕事をせねばなりません。セルトレイが手狭になってきた苗のポット上げです。

本当はこの時点で、土を洗って水耕苗にしても良いのでしょうけれど、根がまだ充実していないし、穏やかな肥効の環境のほうが失敗し難い気がして、ここ数年はずっと土で育苗しているんです。
土いじりも嫌いじゃないのです。ベランダが狭いからやらないだけなのよ。

これは少し徒長気味になってしまったGrean Grape。まぁ、徒長と言っても、双葉以降の節間はそれほど広くも無いのでヨシとします。
だってだって、こんな風に埋めちゃうしぃー。（笑）

トマトは双葉の下1.5cmぐらいまで埋めちゃって良いんですってよ、奥さん。
胚軸の所って、埋めておくと根っこが出てくるので、根量も増えてバッチグーなのねん。
ココから先はいかに根っこを増やすかが課題になってきます。

去年は3月後半まで放置しちゃって、あんまり良い苗ができなかった（老化苗…ちゅーやつですな）ので、今年は本葉２枚でかっちり作業させて頂きますっ！

そうそう、今回の育苗用土は、醗酵牛ふんをブレンドしました。
去年までは、ベランダ野菜の残渣で作った堆肥と、米ぬかと油カスで作ったボカシ肥が主体だったんですが、今年はウドン粉病が酷かったのであんまり堆肥が作れなかったの。
だから去年の土に、牛ふん＆あく抜きベラボンを追加して用土を作っておきました。窒素少なめのふんわり用土で、樹ボケとウドン粉を防止する作戦です。

しっかし…横幅50cmぐらいの場所で土をいじるのはしんどいです、身動き取れないんだもの。
少しだから良いけどさ。

ポット上げした苗は、徐々に外気に慣らしていきますよ。今の季節、ウチのベランダは陽が当たり始めるのはすっかり午後になってからだけど、その間はできるだけお日様を浴びさせて、夕方取り込む…というサイクルで育苗します。その為の温室も設置しました。ま、去年と一緒ですけど、これ以外にやりようが無いものね。

IKEAの温室はまた今年も活躍。お隣の手作りのヤツは、手持ちのプランターに100均の支柱ワイヤーを取り付けたもの。それを丸ごと、布団圧縮袋にイン！
「手作り」などと抜かすなよ、程度のシロモノです。
だけどこれ、便利なんだよー。

いちいちファスナーを閉めるのは面倒なので、ファスナーを芯にして、2折りほど口を巻いて、それをクリップで留めておくだけです。布団圧縮袋はしっかりと厚手で張りがあるので、これだけで形も崩れずにまとまります。

またこれ、透明度が高いから良いんだよね。

水やりとか温度が上がり過ぎた時は、こんな風に全開すればOK。相変わらず今年もお勧めです！
本当はホームセンターで良く見る、ラック式の簡易温室があれば便利だけど、狭くてベランダに置けないよーというかた。お試しあれ〜。好きなサイズで作れるのでグーですよ。

さて。順調に大きくなってくれるでしょうか。楽しみです (*^-^*)
おいらのブレンド土、気に入ってくれると良いのだけれど。

Posted on 2015年2月20日