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日常の記憶

世の中はもう、ゴールデンウィークなんですってね。4月も今日でおしまい。

連休に入ると電車も混むだろうと、先週は久しぶりに郡山に帰省してまして、我が家は昨日からやっと、家庭菜園シーズン開幕となりました。
(ってか、私はもうずっと前から開幕してますけどね。)

そろそろシーズンですね。

水耕トマト関連はまた改めて記事にしますが、実は今年は盛大に育苗に失敗しています。

それを良いことに(?)母が楽しみにしていたプチトマトは、ウチから歩いて30mぐらいのところにある小さな種苗店に母を連れ出して、苗を買ってきました。

外を歩くのは久しぶりの母。最近は庭仕事もやるようになって、足腰は多少しっかりしたような気がしてたけど、30mの往復でヒーヒー。小さなお店なので苗も選ぶほどの種類はありませんでしたが、ミニトマトはお馴染の「プチぷよ」があったので迷わず購入。折角来たんだからと、母は勢いで茄子の大苗も2つ購入。それらをプランターに植え込みました。

プランターの土は、私がせっせと再生処理を施しておいたもの。
良い感じに黒土になってましたが、やや重たい感じがあったので、少し赤玉土をブレンドして、元肥を入れて支柱をセット。植え付けは母の出番。

頑張りました。実が生るまで、ちゃんと面倒見てね。

母と一緒に買ってきた「プチぷよ」
第一花房、開花しました。

茄子の自作苗は「ロッサビアンコ」ですが、そちらはまだ小さくて定植には早いので、そちらは水耕栽培の予定です。プランターでは、買ってきた千両2号を育てます。

苗を買った近所の種苗店ですが、毎年こんな立派な接ぎ木苗の茄子が並ぶんです。プロって凄いな。
どうやったらこんなに奇麗な苗が育つんだろう。

千両2号。立派な苗。

ここは例年ではキュウリを育てている場所ですが、モミジの木の下で、朝日は良く当たるけれど、午後の西日はやわらかい特等席。どうかな、茄子が豊作だったら嬉しいのだけど。

オクラもあまり上手く発芽しなくてぎりぎりな感じではありますが、まだ気候が良ければなんとかなるでしょう、と言うことで自作苗を定植。

手前に植えたのはマリーゴールドです。オクラは下のほうががら空きになるのでちょっとした飾りのつもり。

貧弱だけど、島オクラ。

キュウリは6株あったけど、露地栽培だからまぁ良いかーと、6株とも全部植えてしまいました。多分、幾つかはダメになるだろうし。

ここは西日がガッツリ当たるエリアだので、何かマルチングをしたほうが良さそうなのだけど、どうしようかと思案中。キュウリは今年は、2期栽培にしようと思っていて、7月になったらまた種を播こうと思っています。

それとここには、飾りとして、朝顔も播こうかなーと。
なんかこう、野菜と花とが入り交じってるような庭にしていきたいのよね。

ちなみにこのキュウリのエリアは、手押し車が入れないので、母はあまり収穫できないのだけれど、デイサービスの送迎車が停まるところだから、キュウリと朝顔が車の皆から見えれば、話題にもなると思うんだ。

こちらはキュウリ。全部植えちゃった。

そんなこんな、忙しく庭仕事をこなしているわけですが、こうやって家族皆で庭仕事をするのが、母は本当に楽しいようです。

ウチのダンナ氏は母の取り扱いが上手で、庭木の剪定の時も、「おかあさん、これはどれぐらい切ったら良いの?」なんていちいち声をかけてくれます。母の返事は大抵、「さっぱりと切っちゃって!お父さんはいつも丸坊主にしてたの。」という宛てにならない指示なので、「了解!(そんなわけないだろうから、こちらでよしなに判断します)」的なもやっとしたやり取りになります。

それでも、母はとても嬉しいみたいで上機嫌。

すぐに腰が痛いだの膝が痛いだのと言う割には、1時間以上も一緒に庭仕事をしていたりする。最近はひとりでも積極的に草むしりもしていて、庭仕事をやった日は夜も良く眠れるみたいです。

太陽の下で体を動かすという事も大切な要因なんだろうけれど、私はきっと、父と過ごした20年間で母の心と体に染み込んだ日常の記憶が、心身共に癒しているのではないかと思っています。

黄色い牡丹。良い香り。

室内にいる時はぼんやりしていても、庭に出ればしゃきっとする。今育てている花の名前は忘れちゃうけど、「ここには昔、ミヤコワスレが咲いてた」ことを思い出す。転んだら危ないとは思うけれど、そんな刺激はとても貴重だと思うから、「危ないからダメ」とは言わないようにしています。ひとりで庭仕事していると30分ぐらいでヘロヘロになるので、それを見計らって庭に出て声をかける。庭師さん、そろそろお茶でも如何です?と促す。充実感は年老いた母にとって、とても大切な心の薬であり、今のところそれは、庭仕事が一番効いていると思われます。

そろそろ菊の天敵「キクスイムシ」も発生してるし、アメリカシロヒトリもひらひら飛んでいるので、本格的に防除作業に入らなくてはなりません。特に毛虫類はしっかり防除して、安全に庭仕事が出来るようにしていこうと思います。頑張らねばのう。

Posted on 2025年4月30日

みなさまからのコメント

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  1. この時期の野菜の苗植えは、迷いますよね~
    場所によっては、遅霜がある。
    我が家でも、ちょっと考えてしまいます。

    ポチ、っと!

    • kasugai90さん、いらっしゃいませ♪ コメントありがとうございます (*^-^*)

      こちらでも肌寒い日があったりして気温差が大きかったりします。でも、母を作業に参加させるとなるとどうしても、本人のやる気優先になってしまいますね (^-^;;
      (ダメならこっそり、苗を買ってきて入れ替えます 笑)

      水耕のほうは邪魔者なしで(笑)マイペースでやっていこうと思ってます。

  2. すごいキチンと計画されてますね。
    私も見習いた・・・まあ無理か。(汗)
    いつも私は行き当たりばったりですもんね。(笑)

    お年寄りのやる気はホントに大事です。f(^^;)
    少々疲れてもやる気があれば大丈夫。
    旦那さんも優しいですしね。

    文章も、なんだかとっても楽しそうです。(^-^)

    • akkyanさん、いらっしゃいませ♪ コメントありがとうございます (*^-^*)

      計画は半分達成できれば良い、という事にしてますが(笑)このシーズンは色々と「待ったなし」な作業が多いので、ちょっと草臥れてきました(^-^;;

      >> お年寄りのやる気はホントに大事です。f(^^;)
      そうなんですよね、何もやることが無いと、メソメソ泣いてばかりなんですよ。だからできるだけ一緒に作業できるように声をかけるようにしてますが、私一人ではきっとイライラしちゃって無理です(苦笑)

      お陰様で母の体調も安定していて、やっと私も落ち着いて来た感じが、文章に出たのかもしれないですね。折角良い気候の季節なので、母にも出来るだけ楽しんでもらおうと思います。

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