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西向き極小のベランダガーデニング。 初心者ならではの失敗とチャレンジの記録です。

3連休に稲刈りをしてきた、新潟の田麦山。
車で行けば、途中に「アグリの里」という道の駅があったりして、お土産を買ったりできるのですが……
電車で行くとねー、駅前ですら、こんな感じですからねぇ。

内ケ巻駅前には虫しかいません。自販機も無し。

そこで、田んぼの師匠がお土産に沢山持たせてくださったのが、これです。
じゃーん!

庭で採れた、クルミです。

師匠のお家にあるクルミの木から採れた、クルミです。
タイトルにも書きましたが、クルミって「胡桃」って書きますよね。
だけど私、実際のクルミの実を見た事が無かったんです。
「桃みたいな感じなんですか?」とお聞きしたら、
「え”えっ!? 見た事ないの?? んじゃ、持ってきてあげる♡」と、
慌てて持って来てくださったのが、謎の物体。

クルミの実。

これがね、クルミの実ですって。
桃っちゅーか、梅みたいな感じで、果肉は少ししか無いのね。

元はこういう緑の実です。

表面にはザラザラと毛が生えていて、なかなかチャーミングな感じです。
この緑の状態の果肉は、師匠いわく「水虫に良く効くんだわぁ〜〜」というぐらい、殺菌能力が高いそうなんですが、残念ながら、我が家には水虫君がいないので、試せない(笑)

ですが、師匠のお宅のクルミの木の下には、何も生えないんだそうですよ。
「何か、強ぇ〜〜もんが、いっぱい入っとる。うん。」だそうです(笑)
剥いた果肉部分は良い肥料になるかなぁ?と思ったけど、使えないみたいですね。
逆に、防虫剤とか作れそうな気がするなー。師匠に聞いてくれば良かったなぁ。

真っ黒になった、クルミの実。

緑の実のときは、果肉が剥がれにくいので、黒くなるまで放置します。
そうすっと、こんな風にカンタンに果肉が剥がれるんですって。

ぼろっと剥がれます。

ダンナの生まれた所は、福島の山里だったそうで、「懐かしいなぁ!これが本当のクルミだよー!」と大喜び。確かに、今まで食べてたクルミとはコクが違う感じで、美味いのよ〜〜。

美味いっ!! 濃厚な美味しさ!

私は関東平野のど真ん中で育ったからか、あまりクルミに馴染が無いんです。
カリフォルニア・ウォールナッツしか割ったこと無かったんだもの。
この歳になっても初体験がいっぱいあって、楽しいですわ。

ちなみにクルミの殻は、最近ではオシャレなガーデニング用品として、大人気だそうですよ。
お庭の小道に敷き詰めると、すんごいカッコイイ
師匠はこの殻を燃料に使っていらっしゃるそうですが、
「東京では、ガーデニングにこの殻が大人気だそうで、予約待ちして買うらしいですよ」
と、吹き込んでみたらば、
然りげなく師匠の目が、きらりん!と光りましたが(笑)
まぁ、師匠は燃やしちゃうんだろうな、きっと(^-^;

バジルがそろそろボサボサになってきたので、
次回のジェノバソースは、このクルミで作ってみようと思いますよ。

Posted on 10月 13, 2011 at 11:13 am by Naomi / 12 Comments

昨日11日は、7回目のキャンドルナイトでした。
震災から7ヶ月。また寒い季節が、すぐそこまで来ています。

8月の終わりに撮影した、郡山の田園地帯。

除染作業のロードマップが明らかにされつつあるようですが、
スカスカ感が否めませんねー。本当にちゃんと考えた結論なのかなぁ?
東京都の瓦礫受け入れ問題だって、処理や保管方法がアバウト過ぎるから不安の声が上がってしまうんですよ。

いつから日本は、こんなに仕事の出来ない大人ばっかりの国になっちゃったんでしょうか。

ま…ね。自分が仕事で忙しいもんだから、ついつい、愚痴も出てしまいます(笑)
だけど、「段取る」「優先順位を決める」「方針に則って判断を下す」ってのは最低でも出来ないとさー。野菜だって作れないよ。ねぇ?
夏にトマトを食べたかったら、春浅い頃には種まきしないと。

復興だって除染だって、ゴールのイメージを時間軸で逆算しなくちゃ、
いつまでたっても進まないんじゃないの? と思ってしまう。

どうか早く、元気が芽吹きますように。

今回は、植木鉢ですよ♡
なんちゅう事はない、余ってた植木鉢にロウソクを入れて灯しました。
手前にあるのはねー、クルミです。秋っぽい雰囲気でしょ?
新潟のお米の師匠のお家で採れたクルミ。たくさんお土産にいただので、また今度記事に書きます。
実からまだ取り出されていないクルミの実、見た事ないかたも多いと思いますので。

実はね。昨日のキャンドルナイトは大遅刻しまして(^-^;
お仕事が遅くまで延びてしまったんです。
何とか日付の変わらぬうちに炎を灯せましたが、約3時間の遅刻でございました〜。

しかもまた、お風呂場だったり。

筋肉痛が酷かったので、丁度イイや!と、お風呂でのキャンドルナイトです。
お陰様で、大分貯まった乳酸も解消できたような気がします。
ロウソクの炎って、本当に心が静かになりますねぇ。
ご家族が多くて、「ウチじゃ、そんなロマンティックな時間が作れないよー!」というかたにも、お風呂場はお勧めです(笑)

来月11月11日のキャンドルナイトは、ちょうど「世界平和記念日」なんですってね。きっと世界中に、ロウソクを灯すかたがいらっしゃると思うな〜。
何だか良く分からないけど、癒されたい…というかたも(笑)、来月は是非ご一緒に如何ですか?

キャンドルナイトの趣旨は、葉っぱさんのホームページからどうぞ♪

はっぱの笑子らいふ「キャンドルナイトのお誘い 」

左官屋女房さんが、素敵なポスターを作ってくださったりしてますヨ。

左官屋女房の泣き笑い2 「題4回目のキャンドルナイト」
左官屋女房の泣き笑い2 「題6回目のキャンドルナイト」

次回のキャンドルナイトまでには、明るい復興のニュースが飛び込んでくると良いですねー。

Posted on 10月 12, 2011 at 9:36 am by Naomi / 12 Comments

ひゃっほ〜い!!稲刈りだぜ!!

稲刈り日和ねぇ〜!

という訳で、またまた行ってきました、田麦山。
今回は赤メガネさんもご一緒に、電車でのオツな旅となりました。
ローカル線を使うので時間は掛かっちゃいましたが、まさに「旅」って感じで楽しかった!

3連休だったので、大きめのレンタカーが借りられず、狸サイクルの親方ご一行とは別便となりましたが、皆さん、車の中で「きっとNaomiさんは、だるま弁当を食べたはず!」と話しておったそうで。

証拠写真の高崎駅のタルマ弁当。

ウマッ!

何故分かったの??体形の問題かなぁ?
ちょっと悔しいぞ。(爆)

中央の黄金色が、狸田んぼ。

ススキが風にそよぐ山道を歩いていくと、正面に私たちがお手伝いしてる田んぼが見えてきます。毎回田んぼに来るたびに、この景色にドキドキするんです。
お。少しだけしか倒れていないっぽい!すげー!

手前の本の一部だけしか、倒れなかった!

実は電車で来る途中、殆ど稲刈りが終わっている景色の中で、少しだけ残っていた田んぼは、どれもこれも稲が倒れてしまっていて、ちょっと心配していたのです。
だけど狸田んぼの稲は、強靭でございました。
肥料過多じゃないから、根っこが強く貼るんでしょうね。良かった、良かった。

ずっしりフサフサだー。

稲穂も綺麗です。ぷっくりしてます。
魚沼産の無農薬コシヒカリですよ。化学肥料も最小限。
うふふ、この中に絶品のお米が入ってると思うと、ワクワクしますね〜。

むむう。やっぱりヒエが混ざるねぇ。

ですがね、あんなに夏場に頑張ったけれど、やっぱり田の草取りを舐めんなよ!ってな具合で、ヒエやら何やらが沢山混ざっております。これを全て避けながら刈り取らなくちゃいけません。

雑草が生えると、どうしても稲の分の栄養が足りなくなって、分けつも少なかったりするんだそうです。
つまり、しっかり田の草取りをしておけば、このヒエの分もお米の筈だった…ってこと。
無農薬のお米が高いのは当然ですよね。だって、除草剤を使わない分だけ、手間は人が担うんだもの。

鎌で丁寧に刈っていきます。

一番奥に写ってる、素敵な農ガールが、赤メガネさん。
本人無許可の掲載のため、ゴマ粒大の写真でご勘弁です。
「運動不足だし、体力無いからな〜」なんておっしゃってましたが、かなりバリバリ働いてくださって。
良かったよ。無理やりお連れしておいて(笑)
いつでも農家の嫁になれます。

束ね方を師匠にレクチャーしてもらう親方。

刈った稲は、ワラで束ねて行くのですが、これがちょっと難しい。
後で緩んでくるようだと、はざ掛け(乾燥させるために、干す作業)の時に、束が緩んできちゃうんですって。
いつも思うのですが、農業って「結び方」が大事だったりします。
都会で暮らしてると、チョウチョ結びができればOKみたいな感じですけどね。
それじゃ、生きていけなかったりするんですよね、本当は。

これが「はざ」です。ここに引っかけます。

稲を束ね終わり、はざに掛ける頃には、すっかり日没。
「はざ」は師匠のお宅のものをお借りします。
ここでじっくり天日で乾燥させて、お米になっていくんですよー。

器械で刈り取って器械で乾燥…というのが今の日本のお米の主流なので、はざを見かけることも少なくなりましたが、日本の秋の田園風景には欠かせないものですよね。
こういう文化は、無くしちゃダメなんだと思います。大変な作業だけどね。

月明かりの下、やっと終了〜!

はざ掛けが終わる頃には、すっかり秋のお月さま。
これで田んぼでの今年の作業は終了です。

あとの脱穀や調整は師匠にお任せして、美味しいお米が届いたら……
食べるのみ!!! あ〜〜〜もう、楽しみで仕方ないです!

ちなみにね。最近はこうやって、手作業で稲刈りする所も少ないもんだから、米農家さんでも「ワラ」は買ってきたりするらしいです。
コンバインで刈り取っちゃうと、全部ズタズタに切られちゃうから、ワラが出ないんですって。知らなかったなぁ。

田植えから稲刈りまで、一通り参加させていただきましたが、
本当はもっと作業が沢山あって、私が体験したのは、ごく一部でしかありません。
だけど、稲作の貴重な体験を魚沼でできたなんて、幸せもんです。

この夏の豪雨による増水で、崩壊した「越後川口やな場」

7月に降った大雨は、福島や新潟に大きな被害をもたらしました。
魚沼地方の田んぼも、沢山被害が出てしまいました。
師匠の田んぼも1つ、土砂が崩れてダメになったそうです。
狸田んぼの近くにある「やな場(川魚の観光漁場)」も、川の増水で半壊しちゃいました。
豊かな自然の中で暮らすってことは、自然の猛威と向き合って生きていくって事なんだ、と、改めて見せつけらた思いがしました。

と。大人っぽくまとめてみましたが。

実は全身が超〜〜〜〜〜筋肉痛でして、ロボットみたいな動作しかできません(笑)
しんどいわぁ。師匠がお歳がわからないほど、男前ボディーなのは、これのお陰なのかぁ。
ヘロヘロでしたが、実はこの後、田麦山で行われたマウンテンバイクの自転車レース「MTB x たんぎゃま!」のサポートスタッフとしてお手伝いしたりして、濃厚な(乳酸がたっぷり貯まる)連休を過ごさせて頂きました。

さ。秋のメインイベントも終わった事ですし、ベランダと畑に本腰入れますかねー。
……筋肉痛が治ったら。ね。

Posted on 10月 11, 2011 at 12:10 pm by Naomi / 10 Comments