いくら「ビニール貼ってるから」とは言え、朝は流石に寒いです、ウチのベランダ。
まだ氷点下にはなっていないようですが、朝7時だと5度ぐらいです。
9時の時点で、7度でした。
それでも風が無い分だけ、少しは暖かいんだろうと思います。
ベランダは真西を向いていて、陽射しを遮る高い建物は無いのですが、
ちゃんと陽が当たるのは3〜4時間ぐらいしかないんですよね。
今の季節は陽射しが入ってくるのが遅いから、朝の冷え込んだ状態が昼近くまで続きます。
朝のベランダ。11時過ぎるまではこんな感じ。
午前中はほぼ、こんな感じで真っ暗け。
どんだけ暗いかと申しますと。ルクス計で測ってみましたよ。
ルクス計で測ってみました。
1700ルクスってね、細かい作業をするような場所として丁度良いぐらいの明るさだそうです。設計図書いたり、精密作業をする仕事場だったり。
人間が「蛍光灯、つけすぎじゃないの?」っていうぐらいの明るい室内でも、植物レベルで考えると、シダ類にはちょうど良い程度。(笑)
野菜にとってはキビシイ条件ですねぇ。それだけ、太陽の光って強いんですよ。
トマトなんて、光飽和点は7万ルクスだそうですから、これじゃぁ、夜と大して変わらない……みたいな感じなのでしょうか?
一番最初に陽が当たりだすエリア
寒さに耐えられて、陽当たりを優先させたい野菜は、ビニールの外に出しているのですが、ここは朝の時点でも多少は明るいんです。まだ陽は差してきていない時間帯でも、4000ルクスぐらいはあります。
4000ルクスって…一般的な植物が必要とする光の10分の1ぐらいですかねぇ?
情けない数字ですが(笑)少しでも日光が稼げれば、とフル活用。
9時近くなのに、低いねー。
この状況は、何と12時近くまで続きます。
日の出が7時だとすると、5時間経過してから、やっとやっと
日が差し込み始めるんですよ。
広いお庭や畑の半分ぐらいの日照時間になってしまいます。
12時少し前に、やっと陽射しが。
大体ですが、写真を撮ったときに葉っぱの色が白飛びするぐらいならば、1万ルクスを越えてる感じかな。上の写真の状態で、明るい所を計測してみると、
1万ルクスをやっと越えました。
ね。大体1万〜1万5000ルクス。やっとまともな光量になってきました。
だけど、ベランダの奥の方のトマトには、こんなに強い光は届いていなくて、写真を撮っても白飛びすることは無い場所なんです。
そういう場所は、陽射しが一番差し込んでる時間帯でも、こんな感じ。
6000〜7000ルクスぐらい。
結構明るく見えるでしょ?でも直射日光が当たっている場所の半分の光量なんですよー。
この状態も3時間ぐらいですから、
よくまぁ、こんな環境で育ってくれているもんです。
昼過ぎのベランダ。明るいんだけど…
ちなみに、6000〜7000ルクスしか無いベランダ内部も、見た目にはこんなに明るい感じなんですよー。陽当たり良く見えるでしょう?
だけど実際の光量だと、これでは「半日陰」なんですねぇ。
そりゃ成長も遅いわけだよ。
せめてもの救いは、日中の気温が良い感じ、というぐらいでしょうか。
晴れた日の日中は、こんな温度になったりしてます。
陽が差してくれれば、暖かい。
ベランダ菜園のコツは、きっとこの辺りの「日照と温度」に如何に気を配れるか、という所なんでしょうね。
屋根もあるし、手すりや壁もある狭いエリアですから、夏場と冬場は環境がガラッと変わってしまいます。
目で見て「明るいから陽当たりOK!」と思っていても、以外と日照が足りなかったりしてるかもしれませんぞ。
逆に、陽当たりの良い室内の場所なら、結局はベランダの奥と同じぐらいの光量だったりもします。冬場はマメに光を追いかけながら、栽培場所をローテーションさせるのも良いかもしれません。
光合成促進作用のある「ペンタガーデン」なんかも活用すると良い季節かも。
おっ。今日の記事は、まともな記事になったなぁ!
皆さんの参考になると良いんだけど。
Posted on
1月 10, 2012 at
7:40 am by Naomi
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