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栽培した野菜品種一覧はこちらからどーぞ!どれもこれも下手っぴですがねぇ。

巨大台風を実家で過ごして考えたこと

台風の被害に遭われたみなさまにお見舞い申し上げます。

いやー、怖かったね。今回は私、とても怖かった。
実は東京の自宅はダンナ氏にお任せして、実家に行っていたんです。
実家のある千葉県は、前回15号の時に大規模な停電があったので、それ以上の大きさの今回の台風では、前回は大丈夫だった実家も流石に怪しいかも…と思ったからです。

年寄り二人じゃ、どうにも心配なもので。

本来はこういう人たちのために、避難所も早くから設置されていたりするんですが、足の悪い父は、やれトイレが遠いと夜中に困るだの床で寝るのは体が痛くて無理だの、わがままばかり言いやがる。迷惑極まりない頑固老人のために、東京からわざわざ駆けつける娘の身にもなってみろってんだ。この件では実は、私はかなり今でも怒っております。

そうは言っても放っておけはしないので、身の安全を確保するために随時決断を迫られたわけですが、それにはインターネットが本当に役に立ちました。今回はそのお話。
まとまらなくてちょっと長いです。すみません。

今回の台風でつくづく感じたのは、探せばきちんとした情報が手に入って、判断材料としてとても役に立つ、という事です。
情報戦だった、といって過言ではございません。

先ずはそもそも、台風の進路も、世界中の機関の予想が分かるようになって、早くからかなり正確に予測できるようになってますねぇ。今回は日本の気象庁・ウェザーニュース・米軍の3機関によるコース予測の比較画像などがSNSで7日には出回っておりました。(有料コンテンツのようなので、画像は控えます)

これでもう、巨大な事と、12〜13日の関東は大変な事になるのは確定。テレビやラジオのニュースなどでも、早くから「準備しましょう」的な情報が流れていたようです。

12日は交通機関の計画運休が事前に発表されたので、前日のうちに実家に移動しなければなりません。
その前に自宅の準備をどこまでやるか、という判断は、風向きで決めました。
参考にしたのは、普段から使ってるGoogle表示のウェザーニュース。スマホだと簡易表示になってしまうのですが、PCでGoogleで「地域名 天気」と検索すると、検索結果として表示されるのが下の画面。

Google検索から風向きをチェック

これによると、西向きのベランダにはあまり影響がない模様。
それでも普段通り、床に下ろせるものは下ろして紐などで固定、トマトも厳重に固定して準備。
もし予想外に風が強くなったら、ダンナ氏に「ネットを切り離して倒して良いよ」とお願いして実家に向かいました。
心配だけどさー、仕方ない。

とりあえず、いつも通りの準備…不安だ。

実家では、植木鉢の片づけと雨戸を閉めるのはすでに母がやっていてくれたので、私は雨戸のない窓にダンボールやガムテープで飛散防止策を施す係。
ネット情報によると東と北の風がとても強い。でも頑固老人の父は「経験上、南の窓のほうが危ないから重点的に!」とか指示を出す。ああもう面倒くさいなぁ!仕方ないので、ガムテが無くなるまで、全ての窓を米字に貼る事に…。

台風の風の影響を確認するのには、このサイトを使いました。

https://www.windy.com

スマホにはアプリもあるようです。Windyは風の状況が可視化されるので、台風の目が今どこにあって、自分の居る所はどれぐらい離れているのか、どれぐらいの風の強さなのかが一目で判ります。
分かりやすいTwitterをお借りしました。こんな感じですよ。

12日の当日は懐中電灯や飲料水・非常食も準備して無事に就寝しようとしたものの、暴風雨の轟音と、消防のサイレンが鳴り響いて眠れない。ふと1階におりて両親の寝室をのぞくと…えっ!こんな状況でもイビキかいて眠れるのか!

耳が遠いから、こんなに煩いのに、トイレに行きたくなる以外は起きない(笑)
ぐっすり眠れて平和で良いけど、これじゃいざとなっても避難できないよなぁ。
高齢者に早めの避難を呼びかける理由は、動きが遅いだけでなく、気づきにくいという事も含まれてるんだと気づきました。もしまた次回、災害が予測される時は「警報が出ても聞こえないじゃん」と、早めの避難所移動を説得してみようと思います。

実は実家の近くには、大きな川が流れております。
私が子供の頃は、台風の度に増水が怖かったのですが、今は様々な治水施設が出来たので、もう最近は氾濫する事もなく忘れておりました。
消防のサイレンは、川の増水の所為で鳴っていたのです。懐かしい響き。

更に現代ならではの、けたたましいエリアメールも鳴り響き、真夜中についに避難勧告が。

しかし、階下ではいびきをかいて眠る高齢者2名 (^-^;
どうすんだこれ。

真っ暗だし暴風雨だし、避難所へ移動するのは車も無いから無理。
先ずはネットで川の増水状況を確認です。

https://typhoon.yahoo.co.jp/weather/river/

Yahooの災害サイトでは、こんな風に各河川のポイントが、今どんな状況かが分かりやすく表示されます。
こちらもTwitterから画像をお借りしました。
危険水位の時は、真っ赤になるの。

こちらは国土交通省の「川の水位情報」。画像はまたまたTwitterからお借りしております。
より細かな情報が必要なときは良いと思います。今は河川のライブ映像もネットで見られるから、川に見に行かなくても良いの。見に行っちゃダメよ。

https://k.river.go.jp

これを見ながら朝方、念のために親をたたき起こし、2階に移動させました。
13日は明るくなる頃には暴風域も去りましたが、引き続き昼過ぎまで水位情報とにらめっこ。危険度が下がるのを確認してから、東京へ向かいました。移動中には無事に避難勧告も解除。

ご近所様からいただいた近くの川の写真。うわーー海。

はぁ〜疲れたよ。
高齢者っていっても、ウチはまだまだ元気な二人。自宅で介護をしていらっしゃるかたは、本当に大変だったでしょうね。

しかし、だ。やっぱりネット情報を活用できるのは強いよなぁーとしみじみ。
もちろん、情報があるからと言って素人判断するのは危険だけれども、情報のない素人判断よりは遥かにマシです。
ネット情報がなかったら、高齢者二人を抱えて完全なパニックだったと思う。

実は母もタブレットは持ってるし、Yahoo!防災のアプリも入れてるんだけど、活用できるかどうかは別問題。
こんなに大きな台風は滅多に無いかもしれないけど、これから先の実家の事を考えると、物凄く心がざわついてしまうわ。
もっとしっかり、情報活用を啓蒙しないといけませんなー。
用意してあるから安心…とはいかないのだと、肝に銘じて帰路につきました。

自宅に帰ると、ニコニコと迎えてくれたダンナ氏とトマトちゃん。
見事に予想通り、風はそれほど当たらなかったそうです。

無事だった!良かった!

ただいまー。

(´;ω;`) 泣けた。

Posted on 10月 15, 2019 at 10:44 am by Naomi / 6 Comments

コメントありがとう! 「巨大台風を実家で過ごして考えたこと」

  1. お疲れ様でございました。m(__)m
    何事もなくて何よりです。(^o^)b

    うちも姪を避難させるのに何度もメールしたり電話したり。。。f(^^;)
    大丈夫やろとか、小学校は猫を連れていけないとか・・・。
    結局は弟のマンションでぐっすり寝られたと。。。(笑)

    台風の場合は、強風で怖いのは一晩ですからねえ。
    この規模の台風なら、うちも避難を考えますもの。
    一晩だけなら眠れなくても怖くない所で過ごすのが一番ですもんねえ。f(^^;)

    1. akkyanさん、いらっしゃいませ♪ コメントありがとうございます (*^-^*)

      日本各地で大きな被害が出ている中、ウチはほんとラッキーでした。
      氾濫警報が出たときは、今考えると笑っちゃうぐらいビビりましけど(笑)

      避難所に行くのって、敷居が高いみたいです。父は「行かない理由」をウダウダと言ってましたねー(^-^;
      確かに台風の場合は一晩なので、迷わずに避難するのが得策だと思うんですけど…。
      ま、父が居たからなぁ…。母が一人だったら、きっと避難所に行ってたと思います。

      …っていうか、今後もし私が行けないときに同じような台風がきたら、事前にちゃんと避難所に行ってもらいたいです!これじゃ身が持たないです〜〜(^-^;

  2. いまねえ より:

    2019年10月15日 6:07 PM

    Naomiさん
    本当にお疲れさまでした。
    今回は本当に台風が来る数日前から
    その強大さにビビりまくりましたね。
    私も千葉は房総に住む母が気がかりでしたが地元の市役所も15号のあとのこの19号に備えて早々に避難所開設の通知を出したことも
    あってそちらに行くことを決めたと連絡が入った時は何よりホッとしました。
    一日かけて避難所へ行く用意をすることができたらしく母は84歳で避難所デビューしました。
    どんな様子だったか、何があると良いか等、次回帰省したら
    母から聞き取ろうと思っています。私がネットで情報を得ても離れている母にその危機感を共有してもらうのは容易ではないと思います、
    母はテレビを見て情報を得ていたのですが何より、15号の恐怖体験が一番効いていたのでしょう。
    これからこのような恐怖をまだまだ
    味わうことになるかもしれません、
    離れている親のことは大きな課題ですね。。

    1. わー!いまねえさん、いらっしゃいませ!コメントありがとうございます (*^-^*)

      ご実家のほうの被害は如何ですか?どうも千葉県はまた、風がとても強かったみたいですねー、夜中ずっとWindy見つめて嘆いておりました。

      いまねえさんの記事を拝読いたしました。お母様、素晴らしい!
      http://blogxxshio.blog.fc2.com/blog-entry-267.html
      子供に心配かけずに避難所行ってくれる親の有難さよ〜〜。本当にそうですよ、どんなに「大丈夫」って言われても信用できないもん(笑)

      実は実家も前日までは母が一人だったので、町内会長さんが心配して避難所へ行きますか?と声を掛けてくださったそうなんです。次回もし同じように災害が予想される時は、迷わずに事前の避難を勧めてきましたが……父がなぁー(^-^;
      そうしても行きたくないんだって。家と死ぬから良い!って(笑)バカか。
      どうにも頑固で困ります。

      また、今回の経験で実家の防災がズタズタなのが良く分かりましたので、今後は問題を1つずつ解決していかなくちゃなぁと思っております。避難しないならなおのこと、しっかり自衛してもらわないと。
      それも懲りている今のうちにやらないと!
      いまねえさんのお母様のように、怖かった体験が今後に繋がると良いんですけれどねぇ。

      はぁ…課題多し、ですねー。ため息出ちゃう。

  3. 愛知県の我が家の辺りも、台風が来るのでは・・・
    そう予想されていたので、数日前からホームセンターなどでは防災用品が並んでいました。
    でも、逸れると分かると、一気に縮小していたなぁ~

    でも予報が正確なのは、ありがたいです。
    事前にいろいろ準備ができました。

    ポチ、っと!

    1. kasugai90さん、いらっしゃいませ♪ コメントありがとうございます (*^-^*)

      >> でも予報が正確なのは、ありがたいです。
      >> 事前にいろいろ準備ができました。

      そうなんですよねー。台風や大雨は地震と違い、事前にある程度は対策することができる災害ですし、今は質のいい情報も手に入ります。
      しっかりと防災準備をしておきたいですよねー。

      関東は昨日から一気に秋が深くなりました。台風シーズンも終わりかな?

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