土曜日、また今年も新潟まで田植えに行ってきました。
長岡市川口田麦山。その昔は、北魚沼郡田麦山村。人口500人ほどの小さな山村。
ここに去年からお手伝いしている田んぼがあります。
今年も指導してくださってる庄平先生が用意してくださった苗は天下一品!
美しい苗でした。すんごく元気な感じでしょ?
これを、昔ながらの人力で植えていきます。
去年は初体験でしたからワーキャーでしたが、今年はもう手慣れたもんです。
升目が描いてあるの、分かりますかねぇ?
この升目に添って1株づつ植えていきます。升目の間隔は31.5cm。普通の田んぼと比べると、かなり広いです。
大体、器械で植えてる田んぼの稲の間隔は15cmぐらいですから、ほぼ2倍。面積で言うと4倍の広さを確保してるんですよ。
疎植栽培です。徹底的に疎植して、丈夫な稲を育てていくのが、この田んぼの方針。
もちろん完全無農薬のお米です。そこは譲れません。真夏の雑草取りが大変なんですけどねー。
今年は去年よりも、もうちょっと小まめに田の草取りが出来るといいなぁ。
東京から約300キロの距離が、もどかしいったらありゃしない。
庄平先生曰く、「稲は水根が大事。畑根じゃないの。水根。」
先生の言う畑根ってのは、普通の土の中で育つ、普通の根っこの事。
水耕栽培の野菜の真っ白な根っこが水根。稲もこの環境で充実させていきます。
水中向きの根っこが如何に上手く育ってくれるか。稲の能力をどれだけ引きだせるか。
そこが“庄平流稲作”のキモでございます。
水耕栽培にも通ずる感じがして、先生の話はすんごく面白いんですよねー。
「私、ベランダで水耕栽培で野菜つくってるんです」って言ったら、
「ベランダ?……(爆笑)そんな狭いとこじゃ無いほうが、良いんじゃなぁい?」と言われてしまった。(T_T)
ちぇっ。都会には都会の苦労があるんですよ。
というわけで、また今年も稲作やりまーす。
美味しい御飯ができるまで頑張りまーす。
Posted on 6月 5, 2012 at 9:04 am by Naomi / 15 Comments